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14 保健室 ページ18

瀬戸目線


保健室に運ばれ、ベッドに横になった神埼君を、僕は見ていた。
七星先輩は家の事情で帰り、山本先生は報告やら仕事やらで職員室へ戻ってしまった。
保健室の先生は用事で今はいない。
よって、只今保健室にいるのは僕と神埼君だけである。

瀬戸「…………」
神埼「zzz…」

神埼君は気を失い、今は寝ている。
大丈夫かな…。

神埼「ん……」

神埼君が寝返りをする。
……ん?
神埼君ってピアスしてるんだ。
ここの学校、服装と髪型の校則やたらゆるいんだよな。
…っと、そんな事より。
刺さったら大変だし、ピアスは外した方がいいよね。

瀬戸「……よし」

うまく外した。
ピアスは……、うん、机に置いておこう。


パキパキッ


瀬戸「?」

急に変な音がして、思わず振り替える。
だが、特に部屋に変わった様子はなかった。
改めて神埼君を見る。

瀬戸「……あれ?」

神埼君って、八重歯長かったっけ?
それに、髪も若干赤いような…。

神埼「んぅ………」

その時、神埼君が目を覚ました。
ぱちり、と目を開く。
そして僕は、決定的に違う部分に気づく。


そう。


彼の目が。


血のように、赤かったのだ。


瀬戸「……!」

僕は思わず、目を見開く。
その様子を見た神埼君ははっとして、ピアスを着けていた左耳に触れた。

神埼「……」

ピアスが着いていない事を確認した神埼君は、こちらを向き、困った顔をした。

神埼「俺の目、赤いか?」
瀬戸「うん」
神埼「八重歯、長くなってる?」
瀬戸「うん」

僕が二度、肯定すると、神埼君は小さくため息をついた。

神埼「この事、誰にも言うなよ」
瀬戸「うん」

この事については、明日説明して貰う事になった。

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作者名:赤い紫陽花 | 作成日時:2019年2月10日 18時

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