【オリジナル】疫病神【ＢL】 (ページ12)

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9 僕の家ページ12

超絶お久しぶりです！
駄作者の赤い紫陽花です。
長くお休みしてしまい、ごめんなさい。
ただ…
更新がカタツムリになりそうです。
亀じゃなく、カタツムリです。
ごめんなさい！
それでは、本編、どうぞ！

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瀬戸目線

ｶﾞﾁｬ
瀬戸｢ただいま」
……ｼｰﾝ…

ここが僕の家だ。
僕は一人暮らしをしている。
…一軒家で。

瀬戸｢………｣

部屋に荷物を置き、飾ってある写真に触れる。
僕の家族[だった]人たちだ。
今はもう、家族は一人もいない。

───ﾌｯ…

瀬戸｢………ッ｣

[あの時]の光景がフラッシュバックして、思わず写真から目を背ける。

瀬戸｢…ご飯、食べないと｣

そう口に出して、記憶から逃げる理由を作った。

僕はご飯は自分で作る派だ。
台所で材料を切ったり、炒めたり。

瀬戸｢よしできた｣←
作者｢早くね！？｣
瀬戸｢黙れ駄作者◯ね｣←
作者｢酷い！｣

空から降ってくる声に返事をしつつ、席に座る。

瀬戸｢いただきます｣
ﾊﾟｸ

んー、普通。
いや、中の下？

瀬戸｢ふぅ｣

…神埼君はどうしてるかな。
きっと、ただいまって言えば返事が返ってくる普通の家なんだろうな。
……寂しい、家族の皆に会いたい。
そう願っても、この世にもう、あの優しい家族はいない。
全部、僕が悪いのだけれど。