検索窓
今日:7 hit、昨日:25 hit、合計:4,593 hit

9 4 話 ,優 し い 呪 い ページ1

____________________




ー 数年前 ー



A『 …… 』


あまね「 …今だに起きませんね。 」


お館様「 そっとしておいてあげよう。 」



時透兄弟が鬼に襲撃されてから2日___。


産屋敷邸では、あまねに怪我の手当てをされる無一郎と、

傷ひとつない体で静かに眠りつくAの姿があった。


無一郎とAは当時、ショック障害によって記憶を失った。

突然の出来事に大きな悲しみを受け、それが脳に影響し、記憶を失ってしまう事だ。



無一郎の方は、かなりの重症だった。

記憶が薄いため、会話が成り立たない。


そしてAの事も、死んでしまった兄のことも、覚えていない。


一方Aは、かなりのショックを受けたらしく、何週間はずっと眠りについていた。


あまねが無理にAを起こそうとした時があったが、Aは何があっても目覚める事がなかった。



____________________




ー 数日後 ー


A『 またいる…。あの人、なんて言うんだろう。 』


ようやく目覚め、医者やあまねに怪我の治療をされていたAは、産屋敷邸の庭で必死に鍛錬する無一郎の事が、気になっていた。


けれども、話しかけることは一切なかった。


無一郎( ものすごく視線を感じる。 )


また無一郎も、Aの事を気にしていた部分があった。




____________________



___ そして数年が経ち、二人の様子は落ち着いた。


Aは柱に就任。無一郎の方は、Aより早く柱になった。



無一郎「 君、綺麗だね。僕の恋人になってよ。 」


A『 あ…えっと…… 』


二人はどちらも「初対面」だと思っていた。

けれどもそれは真逆。


二人はかけがえのない時を過ごした最高の仲間だ。


…でも、障害の影響で記憶は戻らなかった。


____________________








A『 私…、無一郎くんのこと。 』


A『 ずっと前から、知っていた…? 』


無一郎「 僕はAの事を今思い出した。」


無一郎「 …君のおかげで…。 」



結局この二人は、両思い。


先に無一郎の事を好きになったA。

その後、自然とAの事を好きになった無一郎。


あの悲惨な出来事から生まれたすれ違いに、





___ 二人は縛られていた。

9 5 話 ,き っ か け →



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (13 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
36人がお気に入り
設定タグ:時透無一郎 , 鬼滅の刃   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

諸刃 - 更新楽しみにしています!がんばってください!!!応援してます♡ (8月29日 12時) (レス) @page3 id: b434511ad8 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:あ っ ぷ る | 作成日時:2023年8月12日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。