1 3 話 ，彷 徨 い ページ15
A視点
茜「 A…？どうして…。」
A『 …… 』
葵「 …Aちゃんも一緒に帰ろう？ 」
輝「 あ、それはごめんね葵さん。今日Aさんは、僕と帰るんだ。 」
葵「 あ…。そうですか…。」
あーちゃんの事を怖く感じてしまう自分が密かにいる。
あーちゃんの事は、大好きで。大好きで。
ずっと一緒にいたいのに。
何だか今はそんな存在のあーちゃんを怖く思う。
輝「 行こっか。」
A『 はい…、』
会長はそう言うと、私の制服の袖を引っ張って歩き始めた。
すると背後から、聞き慣れた声が聞こえてくる。
茜「 A…！！ 」
茜「 何で、会長なんかと帰るんだよ…。」
葵「 …？ 」
やめて、やめて。お願いだから。私に触れないで。
…何で私の事は分かってくれないのに、こんな時だけ優しくするの…。
A『 茜くん…。もう、やめて…。』
茜「 は…？ 」
私は会長の後ろを追った。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
茜視点
茜「 A…！！ 」
茜「 何で、会長なんかと帰るんだよ…。」
＿＿＿ 僕は確かにそう言った。
会長にAがとられるのは死んでも嫌だったからだ。
僕は相当なクズだ。
アオちゃんの事は確かに大好き。アオちゃんは、華奢で優しくて何でもできる。「女神」で「天使」。
でもAは、何でもできる一方「抱え込みやすい」。
僕はこの事をずっと昔から知っている。
だからAの側には、僕がいないと駄目なんだって思った。
アオちゃんの事も守りたいと思う。…でもそれは、ただ単に「幼馴染」だからだ。
けどAだけは。僕の本当に大切な人。
＿＿＿＿＿ 恋愛として、Aの事が好きなんだ。
死んでも他の奴にわたすかよ。
茜「 くそ…っ！！ 」
葵「 茜くん。…やっぱりAちゃんの事好きなんだよね。」
茜「 え…？ 」
葵「 ふふ。図星なんでしょう？私、知ってるの。」
茜「 …… 」
あぁ。とっても好きだ。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
輝「 いやAさんも、あんな感じでカーッとなるんだねえ。」
輝「 流石の僕もびっくりだなあ。」
輝「 蒼井にむかついた？まぁそうだよね。」
A『 あの、そろそろ黙ってくれませんか？』
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うむむ - いつも応援してます！更新無理せず頑張ってください！ (9月9日 11時) (
レス) id: 7215328c99 (このIDを非表示/違反報告)
タピオカ - 神作だぁぁ (9月4日 23時) (レス) @page19 id: e06815e087 (このIDを非表示/違反報告)
あ っ ぷ る(プロフ) - パインさん» ありがとうございます！！ (8月31日 21時) (レス) id: 9057d5448f (このIDを非表示/違反報告)
パイン - ストーリーめっちゃ好きです！尊敬します！続き楽しみにしてます！ (8月20日 3時) (レス) @page15 id: 1a6535ff19 (このIDを非表示/違反報告)
あ っ ぷ る(プロフ) - 質問やリクエスト、いつでも受け付けます。不快と感じるコメントは、お控えください。 (8月13日 9時) (レス) id: 9057d5448f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あ っ ぷ る | 作者ホームページ：http://00113d2b208
作成日時：2023年8月13日 9時
