天才と馬鹿は紙一重？【in×ar】

5 ページ16

伊｢あーーうぜっ！！ハゲ！デブ！俺より頭悪い癖に！！｣

有｢…すげー変わりよう｣


大学を出るとすぐ近くにあるカフェに入りお茶をした。
イライラが爆発したのか伊野ちゃんは文句をタラタラと言い始めた。

伊｢やっぱり大ちゃん連れてきて良かったぁ！忘れ物取りに行くと絶対あいつと会うんだもん｣
有｢…あ！だから俺を！｣
伊｢大ちゃんを理由づけて逃れそうとしたわけぇー｣

有｢たっく！ここのジュース代奢れよな！｣

伊｢おっけぇー｣


頼んだオレンジジュースをストローで飲むと口の中にオレンジの味が広がった。
そこで俺はふと疑問に思った。


有｢というか、あの先生が嫌ならやめれば？｣

伊｢辞められたら苦労しないつーの、あのデブが裏で手を回してゼミを抜けられないようにしてんだよ｣

有｢え！大変だね…｣



伊｢あいつはよく田中くんと比べる
俺の事使って自分の事まで棚に上げてるし、マジどうしようもない奴だよ｣


伊野ちゃんの愚痴はまだまだ続く。
俺はオレンジジュースを飲みながら聞いていると


有｢？｣


後ろで俺達の事を見ながらヒソヒソ話している男達がいた。
女の子なら分かるけど男って…。



なんだが少し嫌な予感がした。
よく分かんないけど。

続く  (更新停止中) お気に入り登録で更新通知を受け取ろう

←4

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す