問５６ ページ9
階段を上がると１つの襖。
そこからおばさんが顔を出していて、俺はその部屋に入った。
有｢えっ…｣
伊母｢それじゃあおやすみぃ｣
有｢え、いいんすか？｣
開けたそこに見えたのは寝ている伊野尾の姿。
ここはどうやら伊野尾の部屋みたいで、シンプルな和室だった。
俺に背を向けて寝ている伊野尾。
有｢で、でも起きたらなんて言うか…｣
伊母｢あらぁ…大丈夫よぉ｣
おはさんはニコッと笑うと、伊野尾の方を向いて
伊母｢慧ぃー、寝たフリしちゃだめよぉ｣
そんなあほな。
と思った矢先ビクッと伊野尾の体が揺れた。
有｢…｣
伊母｢ふふっ、おやすみ｣
おばさんは部屋から出ていった。
有｢…お前のおばさん…超能力？｣
伊｢知らない…でも多分そう｣
俺は伊野尾の隣に敷いてある布団に入ると伊野尾とは背を向けて目を閉じた。
伊｢…とう｣
有｢え？なんか言った？｣
グルンと伊野尾の方を向くと伊野尾はまた小さな声でボソボソと言っている。
伊｢…ありがと…お礼、言ってなかったから｣
有｢…！おう…｣
伊｢…寝る！喋んなよ馬鹿！｣
有｢は！？お前！！｣
伊野尾は暴言を吐くと布団に潜り込み俺の言葉を無視した。
俺もため息をついてまた伊野尾に背を向けると、さっきの伊野尾の言葉が頭の繰り返させる。
｢ありがと…｣
俺は口角が上がって
自分でも気持ち悪いくらい
にやけてしまった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1615人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
夕焼け - とっってもおもしろくてきゅんきゅんして感情がぐちゃまぜになって(*^ｰ`) (2017年7月31日 20時) (
レス) id: e5eac634ae (このIDを非表示/違反報告)
*jumpだいすき*(プロフ) - 更新頑張って下さい！ (2017年4月8日 23時) (レス) id: c1edec9217 (このIDを非表示/違反報告)
りりか - 更新待ってます！凄くお話好きです！！りりか (2017年4月3日 1時) (レス) id: e15ff2950f (このIDを非表示/違反報告)
アイ - ちょっともう泣きそうです… 続き楽しみにしてます! (2017年3月28日 15時) (レス) id: 6d0a6d980b (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - つづき待ってますっ(｀・ω・´)ゝ (2017年3月28日 0時) (レス) id: 81cd7ebd26 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：蟻岡大貴
| 作成日時：2016年12月29日 2時
