家政婦から嫁になりました【灰谷蘭】

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意外にも3人とも文句を言わず
すんなりとお面を付けてくれた。

でもやっぱり顔が隠れたところで髪とタトゥーだよ。
特にこの3人は髪だけでバレそうだもん。
…どうしようもないけど。笑



イ「……お面似合うね。」


竜「うるせー。笑」


『ふふっ…みんな似合うし可愛い…/』


竜「…Aがそう言ってくれるなら
もう何でもいい…何でもする。ぎゅーしていい？」


蘭「調子乗んな。」


春「……このお面、一生大事にする。」


蘭「…は？笑」


『………。笑』


半「お前ら…相変わらずだな。笑」


獅「早く行こーぜ。射的。」


若「祭り終わりそーじゃね？」


乾「うん、屋台閉め始めてる。」



マイキーが来てないのが気になるけど。

全員顔面にしっかりとお面を装着させ
私はドキンちゃんのお面を頭に付けて屋台に向かった。

蘭さんが「A」と手を繋いできて
ふと見上げるとショクパンマ◯と目が合うし。
笑いそうになるのを必死で堪えながら歩いた。

もうお祭りは終盤で人も少ない。
タイミング的にはよかったかも。

運良く射的の屋台はまだ開いていて
誰も並んでないから貸し切りでできそうな感じ。



…今、私も入れて9人。

屋台の前にみんなでずらりと並ぶと
店員のおじちゃんが「ヒィッ」と声を漏らした。

そりゃそうだ。イカついお面集団は不気味だと思う。
できれば早く終わらせて退散してあげたい。笑



イ「A、どれがほしいの？」



景品棚に目をやると、一際目立つものがある。



『ねぇ…あれ…マイキーのぬいぐるみ欲しい//』


蘭「…マジ。あれ？笑」


若「でかくねぇ？落とせる？」


獅「誰も落とせてなくて残ってんじゃん？」


蘭「マイキーってのが気に入らねーけど。笑」


竜「でもAが欲しいなら、」


春「……やるしかねぇよな。」


乾「お前らマイキー撃っていーの？笑」


半「…そこ？笑」


竜「まぁ、ぬいぐるみだし。」


春「腕が鳴る。」


蘭「……俺が落とす。」


イ「これ何発分か計算して。おつりいらない。」


店員「…ひっ、はぃぃい今すぐ！！」



明らかに多すぎるお代を渡すイザナくん。
と、震えながらそれを受け取るおじちゃん。



『すみません…すぐ終わらせますので。笑』



私がそう言うと、おじちゃんはコクコク頷きながら
急いで空気鉄砲とコルクを人数分出してくれた。




東卍特服マイキーのBIGぬいぐるみ

VS

お面集団8人(東リベキャラ本人)




全員が鉄砲を手に取って構え始めた。


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