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蘭さんは妬くのが嫌い。
でも、妬いた後の情事はお好きなようで。
思いのほか盛り上がってしまった。
『…満足?…やきもち焼いた分、取り戻せた?/』
蘭「……や、全然。」
…出た、蘭さんのすん顔。笑
夜が明けて窓の外が明るくなり始めた頃、
一緒にバスタブに浸かりながら
私は蘭さんの腕の中にいる。
蘭「今日…やきもち焼いた時のA可愛かった。
…また見たいかも。」
『やだ…モヤモヤしてすっごく嫌だった…
弥生さんだったからよかったけど//』
蘭「んーごめんごめん…もうしない。」
そう言いながら頸にちゅーってしてくる蘭さん。
抱きしめてくる蘭さんの腕に触れながら
私も思ってることを言って…
気になってたことも聞いてみることにした。
『蘭さんと結婚して…愛されてるし
蘭さんのこと信じてるけど…
ほんとはね、心のどこかで少し心配してたの。』
蘭「…俺が浮気するかもって?」
『だって…
昔は取引先相手にああいう事してたんでしょ?/』
蘭「……いや…、」
『それに明司さんが言ってたもん…
蘭さんには今でも女の人が寄ってくるって…/』
蘭『…それはまぁ、なくはねーけど。…たまにな。』
……まただ。身体がモヤモヤする。
予想はしてた返事ではあるけど、やっぱり嫌で。
私は蘭さん方を向いてきつく抱きしめた。
目の前に蘭さんがいるのに、
私のものだって分かってるのに胸がズキズキしてくる。
すると蘭さんが私の背中を撫でながら鼻で笑った。
蘭「……冗談だって。笑」
『……ぇ?』
蘭「俺、今は女相手しねーもん。
結構前から取引先は男だけ。」
『女の人がいるとこには行かないの…?』
蘭「面倒だから俺は避けてる。
つか…女いたとしてもA以外女に見えねーし。」
『すごく美人でスタイル良くて…
色気ある人を目の前にしても…?』
蘭「…そんなに心配?笑」
『だって…マイキーが、魔が差すことあるかもって/』
蘭「仮に迫られても何とも思わねぇな…
むしろ気持ち悪い…下品。アバズレにしか見えねー。」
『……。笑……迫ってきたらどうするの?』
蘭「"嫁以外興味ない"って言う。」
『…………//』
蘭「俺はアイツらのせいでいつも妬いてるけどな。笑
だからAのこと妬かせてみたくなった。
…俺の気持ち、少しは分かった?」
その言葉に私が頷くと
蘭さんは少し笑って唇にキスをくれた。
…嫉妬心は、時に人を素直にさせるのかもしれない。
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yuu(プロフ) - !?さん» 裏作品はR18フラグを立てて公開してます。見れないようでしたら、R18作品を読めるよう設定されていない事が原因かもしれません。18歳以上の方でしたら、占ツクの設定ページを見直してみてください◡̈♥︎ (4月27日 14時) (レス) id: f20e03d161 (このIDを非表示/違反報告)
!? - すみません。裏ってどうやって行くんですか (4月27日 13時) (レス) @page23 id: 37f7d05f89 (このIDを非表示/違反報告)
yuu(プロフ) - ひいさん» ひいさん、コメントありがとうございます!!すごく励みになるお言葉、嬉しいです(T_T)♡これからもご愛読いただけるよう頑張ります◡̈⃝♪ (2022年8月24日 0時) (レス) id: f20e03d161 (このIDを非表示/違反報告)
ひい(プロフ) - 一年おめでとうございます!! yuuさんの作品大好きで、いつも沢山のニヤきゅんをありがとうございます(*´ `*)笑 出逢えて本当に良かったです♡*° これからも応援してます!! (2022年8月23日 23時) (レス) @page39 id: e7b32917d3 (このIDを非表示/違反報告)
yuu(プロフ) - ちぃさん» ちぃさん、ありがとうございます♡ずっと読んでくださってて嬉しいです。そして優しいお言葉に救われます(⁎˃ᴗ˂⁎)更新頑張ります⋆* (2022年8月23日 19時) (レス) id: f20e03d161 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:yuu | 作成日時:2021年12月4日 14時