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元の位置に座ると
隣にいるマイキーは私の手を離さないまま。
私の肩に頭をこてんと乗せてきた。
そしてお酒が入ったグラスを片手に
私の手をにぎにぎしながら甘えてくる。
明「マイキーもう酔ってんの?寝んじゃねぇ?笑」
万「酔ってねーし…寝ない。」
私の肩でごろごろ甘えるマイキー。
つい私もマイキーに対して甘くなる。
もうこのぐらいの甘えんぼには抵抗しなくなった。
明「ごめんな。もーちょいで寝ると思う。笑」
『いいよ…これぐらいなら。笑』
明司さんがスタッフを呼んで
マイキー用にお水を持ってくるよう頼んでる時、
ふとオレンジジュースの香りが鼻を掠めた。
万「…どれぐらいまでだったらいーの?」
明司さんには聞こえないぐらいの声で
マイキーが私の耳元で囁く。
万「もう蘭のことどーでもいいから
このままA連れて帰りたい。」
『……っ…、マイキー…/』
マイキーの方を見ると、
やっぱり少しだけ酔った顔をしてて
「可愛い」って言いながら私の腰を抱いてくる。
明「マイキー…いい加減にしろ。笑」
万「Aー、ここ座って。キャバごっこしよ?」
自分の膝をぽんぽんするマイキー。
跨って座るようにと促してくる。
『……しません。笑』
明「キャバでもしねーよ、んな座り方。笑」
万「じゃあおっパブごっこ♡」
私に纏わり付いてくるマイキーに
明司さんは呆れた顔でため息を吐いて
無理矢理水を飲ませ始めた。笑
私はマイキーから解放されて、
蘭さん達がいる方へ目を向けると
さっきよりも2人の距離が縮んでいるように見えて。
はっきりとは見えないけど、
多分お互いのスマホを見ながら何かを話してる。
仕事の話…連絡先の交換とか?
まぁ取引先ならありえるし、仕方ないよね。
でも、時折り見せる2人の笑顔と
たまに女性が蘭さんに耳打ちする仕草が…
私の胸をチクリと刺した。
そんな2人から目を離せなくなって眺めていると
女性から蘭さんへのボディタッチが目に余る。
さり気なく触れてるのかもしれないけど
蘭さんを誘ってるように見えてきて。
それに対して、かわすこともしない蘭さん。
酷く胸が痛む。
明「…聞く?仕事の話はもうとっくに終わってる。」
マイキーを寝かし付けた明司さんが
イヤホンを差し出してきたから
私はそれを受け取って恐る恐る耳に嵌めた。
女《……、…−−…しない…?》
蘭《………今回限り…一回だけ、ですよ。》
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yuu(プロフ) - !?さん» 裏作品はR18フラグを立てて公開してます。見れないようでしたら、R18作品を読めるよう設定されていない事が原因かもしれません。18歳以上の方でしたら、占ツクの設定ページを見直してみてください◡̈♥︎ (4月27日 14時) (レス) id: f20e03d161 (このIDを非表示/違反報告)
!? - すみません。裏ってどうやって行くんですか (4月27日 13時) (レス) @page23 id: 37f7d05f89 (このIDを非表示/違反報告)
yuu(プロフ) - ひいさん» ひいさん、コメントありがとうございます!!すごく励みになるお言葉、嬉しいです(T_T)♡これからもご愛読いただけるよう頑張ります◡̈⃝♪ (2022年8月24日 0時) (レス) id: f20e03d161 (このIDを非表示/違反報告)
ひい(プロフ) - 一年おめでとうございます!! yuuさんの作品大好きで、いつも沢山のニヤきゅんをありがとうございます(*´ `*)笑 出逢えて本当に良かったです♡*° これからも応援してます!! (2022年8月23日 23時) (レス) @page39 id: e7b32917d3 (このIDを非表示/違反報告)
yuu(プロフ) - ちぃさん» ちぃさん、ありがとうございます♡ずっと読んでくださってて嬉しいです。そして優しいお言葉に救われます(⁎˃ᴗ˂⁎)更新頑張ります⋆* (2022年8月23日 19時) (レス) id: f20e03d161 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:yuu | 作成日時:2021年12月4日 14時