家政婦から嫁になります【灰谷蘭】

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『マイキー、ありがとう…』


万「2人で結婚式とか水臭いじゃん！
俺もAの晴れ姿見たいし。」



マイキーは私を抱きしめて、
「A可愛すぎ♡」と頬擦りしてくる。



三「マイキーやめろ、メイク落ちる。笑」


蘭「つか、マイキーがいるってことは…」


万「もちろん！アイツらも来るよ♡」


三「…マイキーにバレたんだよね、
Aのドレス作ってたこと。笑」


万「今日ここで結婚式するってのは
数日前に聞いたけどね！！」



蘭さんは深いため息をつく。笑

でも、私はちょっと嬉しかった。

蘭さんと2人で結婚式も素敵だけど、
これまで一緒に過ごしてきたみんなに
見てほしいとも思ったから。

梵天のみんなの前で蘭さんとの愛を誓いたい。



万「で、今まで三途の部屋で待機してた♡」


蘭「三途の部屋…？」


万「うん！そこ。」



隣の部屋を指差すマイキー。



蘭「は…？マジで言ってる？」


『蘭さんに言ってなかったっけ…
隣の部屋、春千夜が買ったんだよ。』


蘭「聞いてねー。つか…だからか。
前に三途と会って買い物行った時の…今繋がった。」


『そう！あの時ここで春千夜に会ったの。』


蘭「…思い出すだけで腹立つ。笑」


三「今度聞かせて、その話。笑」


万「…あ、みんな出てきた。」



他のみんなも待機してたらしく
春千夜の部屋からぞろぞろと出てくる。

結局、いつものみんなが集まった。笑



春「…部屋はAと密会するために買った。」


蘭「あ…？」


『え、女の子連れ込むためじゃなかったの？』


春「…あれ嘘。お前のために買った。」


『…な…っ……なにそれ…！！//』


春「Aが蘭に飽きて、
あそこにいたくなくなった時用。
あと、蘭がいない隙を狙うために隣。」


蘭「ねーよ、そんなん。」


万「三途、そういうのだけは準備よすぎ♡」


竜「俺も買おっかなー…別のホテルで。」


九「買ったところで使う機会ねーだろ。笑」


鶴「蘭もAもガード堅いもんな。」


明「お前ら…式の前にやめろって。笑」


望「つか…移動しなくていいのかよ。」



ほんとだよ。笑

モッチーさんの一言でようやく移動することに。

イライラしてる蘭さんを宥めながら
全員でチャペルに到着。

あんな話しながらも
なんだかんだみんな来てくれるからホッとした。



万「A、俺とバージンロード歩こ♡」



皆がチャペルに入ってく時
入り口でマイキーにそう言われて、私は笑顔で頷いた。




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