家政婦から嫁になります【灰谷蘭】

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万「あー！A抱きついてる！
そのままチューして！皆の前で誓いのキスして！！」


『…ぇっ…！？//』



またマイキーはとんだ無茶振りをしてくる。



明「見たい見たい。ほら、結婚式の練習だと思って。」



明司さんは煙草をふかしながら悪ノリしてるし。
中学生じゃないんだから！！笑


すると蘭さんは椅子ごと後ろに下がって
テーブルから距離を取って。

そして私の椅子ごと蘭さんの目の前に
移動させられると私と蘭さんは向き合った状態。

私は他の皆に背を向けてる状態になり、
視界には蘭さんしかいなくなった。



これは…もしかしなくてもキスされる。
私は察した。



『ら、蘭さん…皆の前…、…//』


蘭「いいじゃん。」



短くそう言った後、
蘭さんの顔が近付いてきて唇を重ねられた。


すぐに離れると思った唇は離れてくれなくて
蘭さんの舌が、私の閉じられた唇を舐めて
少し口を開いた瞬間に舌を捩じ込まれた。



『…っ…ぁ…、んん…っ…、ん…//』


蘭「………。」



私は蘭さんのスーツを掴んで少し押してみたけど
勿論そんなの無意味で、
むしろ腰を抱き寄せられて更に深いキスになる。



『…んっ、……は、ぁ…、ん…っ…//』



声を我慢しようとしても
キスの合間に漏れる吐息は止められない。

蘭さんしか見えてないけど、
皆に見られてると思うと恥ずかしい。



明「随分と濃厚な誓いのキス。」


九「……えろすぎ。Aが。笑」


竜「また見せつけられんのかよ。
つか…声だけで勃ちそうなんだけど。
Aの顔見たい。」


万「ここからちょっとAの顔見えるけど、
とんでもなくえろい顔してる…気持ちよさそう♡」


鶴「今にもおっぱじめそーな雰囲気じゃん。笑」


春「始まったら俺も混ざる。」


望「……お前らガキかよ。笑」




皆が何か話してるけど、
そんなの頭に入ってこなくて。


やっと唇が離れると蘭さんに見つめられる。



蘭「…お前はしばらくあっち向くな。」



自分がどんな顔してるか分かんないけど
とにかく顔が火照って熱い。
私は蘭さんにそう言われて頷いた。



万「A、とろけちゃってて超かわいい。」



隣にいたマイキーにはしっかり顔を覗かれた…。笑







明「クッ…。ごちそーさん。笑」


万「見ての通り2人はラブラブだから
蘭以外はAに手ぇ出すの禁止！！
特に三途と竜胆！」


竜「………。」


春「……………。」


鶴「…こいつらその禁止令守る気ねーよ、絶対。笑」




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