家政婦から嫁になります【灰谷蘭】

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万「帰ったらAの可愛い声が聞こえてきたから
覗きそうになるのを我慢してここで待ってた！！」


『…な……っ…//』


竜「ドア閉めとけよ…防音の意味ねーじゃん。」



白々しくそんなことを言い放つ。
覗いてたのバレたらヤバい。絶対。



万「乱入しなかった俺ら偉くない？」


蘭「……してたら三発ずつ打ってたわ。」


万「だから我慢したじゃん！！
早くお風呂入ってきてよー！
俺はAの膝待ちなんだから！！」


竜「……俺、飯食うわ。腹減った。」


『蘭さん……早く…お風呂行こ…？//』


蘭「なんか…怪しいよな、お前ら。」



勘が鋭い兄貴。
そう言った後、Aとバスルームに消えた。







万「……竜胆に貸し1♡」


竜「や…、マジで助かったかも。笑」



俺は服を着替えてAが作った飯を食う。
何故かマイキーも一緒に食ってる。



万「どーだった？蘭とAの見て。」


竜「傷付いた。A可愛かった。
俺もA抱きたい。」


万「それは無理じゃん。俺が癒してあげよっか？♡」


竜「いらねー。笑」


万「……撮った？」


竜「撮ってない。」


万「は！？！？なんで？
撮ってくれたんじゃねーの！？」


竜「暗くて無理。つか…俺が撮ったと思ってたの？」


万「それ期待してたからお前のこと助けた。
なんだ…だったら、何かあった時は
今日のこと蘭にチクる！」


竜「またかよ…。笑」


万「俺は覗いてねーし！！」


竜「………あっそ。笑」






蘭「……何をチクるって？」





げ…、兄貴…いつの間に。





万「蘭、なんでもない！！」


蘭「いつから覗いてた？」


竜「……覗いてねーって。」


蘭「……一発打っていい？」


万「俺は覗いてないもん！！
帰ったら竜胆が蘭の部屋の前にいたんだってば！」



くそ、マイキー。笑
貸しもクソもねーじゃん。すぐチクりやがって。





蘭「そんなに見たかった？Aのこと。」





どこから持ってきたのか、
兄貴は銃のセーフティをガチャリと解除する。







………マジ…？笑







パァンッッ！！！！！！！！







瞬間、本当に銃弾をぶっ放した。

俺の頭上すれすれのとこを通過して
壁に当たると弾が音を立てて落ちる。

うちの壁、防音＋防弾で最強。







万「蘭が怒ってる。」


竜「マイキーがチクるからじゃん。
つかドア開けっぱにしてる方が悪い。」





蘭「…だから外してやったじゃん。」





多分、次はない。殺される。笑



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