家政婦に転職しました【灰谷蘭】

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蘭さんと春千夜が一歩前に出る。




万「もーちょい近くに！！」




更に近付く2人。




万「もっと！！」




そんなに至近距離で…？




万「A、撃って。狙うの顔ね。」




なかなか私が引き金を引かないので
痺れを切らしたマイキーが思いっきり引き金を引いた。

私は咄嗟に固く目を閉じる。




ビューーーーーーーーっ！！！！ピシャッ！！！




銃の先から勢いよく出たのは銃弾ではなく、水。
2人の顔面にヒットしている。




蘭「……ッ……、…ﾌﾞｯ…！！殺す！！！！！」


春「……！！っ……ｸｯｯｯｯｯｿが！！！！！」



追い討ちをかけるように
更に水鉄砲を2人にくらわすマイキーは
とても楽しそうにしている。




『水鉄砲…？』


九「俺、結構前から気付いてたけどね。笑」


竜「くくっ…俺も。ウケる。
アレに選ばれなくてよかった。」


鶴「俺マイキーの『もーちょい近くに！！』
ぐらいで気付いた。口調で。笑」


望「………。」


竜「A、怖い思いして損したね。」


鶴「それな。笑」


『なんかもう…慣れそうです。笑』






蘭「うーわ…コレびっちょびちょなんだけど。
マイキー…覚えてろよ…マジで。」


春「こっちは遊びに付き合ってる暇ねぇんだわ。」


万『ふふっ。今回も俺の勝ちー♡』



なんてタチの悪い遊びなのだろうか。

そして水鉄砲がリアルすぎる。本物の銃みたい。

マイキーいわく「三途がやばいくらいに
キメちゃってる時に持たせてる」銃らしい。
なるほど。本物だと危ないもんね。笑

「こっちが本物ー。」って、
ご丁寧に本物の銃も見せてくれた。



万「あー楽しかった♡
俺そろそろ出なきゃ…行きたくないけど。
今度はガチのやつ。」


春「…俺もじゃん。着替えんのダルすぎ…。」


万「A、今後の詳しいことは蘭に聞いてね！」


『は、はい…行ってらっしゃい！』




「んじゃ行ってくんねー」と言うマイキーと、
その後に続くモッチーさんの背中を見送った。



よかった。
この人たち、ちゃんと(？)仕事もしてるっぽい。



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