秘宝。 ページ23
益々スカーレット妃のご機嫌は悪くなる。
王:「さぁさ、そこに立ってないで座ってくれ。左側の2席だ」
WN:「失礼致します」
とりあえずなるべくスカーレット妃を見ないようにウォヌ氏が引いてくれた椅子に腰を下ろす。
そうしてウォヌ氏も席に着く。
王:「改めてだが、フォックス探偵事務所の御二方、ようこそおいで下さった。今回は世話になる」
A:「たくさんの応募があった中王家皆様の直々の指名を受け光栄でございます」
王:「君達には大いに期待しているからな。自分の家だと思って気楽に過ごしてくれたまえ」
A:「…………恐縮です」
いや、とてもじゃないけどボロアパート暮しの僕には無理な話ですよ。
自由快適過ぎて隣の探偵(ヒモ)が捜査どころじゃないことになりそうだ。
王:「では皆、グラスを」
王妃:「はい」
慌てて僕もグラスを手に取る。
王:「我が家に伝われし幻のガーネット奪還を願い、乾杯」
一同:「乾杯」
そこから話は件の幻のガーネットに移った。
______________________________
……
…
[幻のガーネット]
イギリス王国、王家ロイヤルファミリーに伝わりし幻のガーネットは遡ること約150年前に発見された代物。
当時この国の王であったジェフリーが王子の結婚式に用いたとかそうじゃないとか。
何せ語り継がれただけでそれを証明するものは無い。
そうやって年月が経ち。
事件が起きたのは今年20〇×年5月の事であった。
王:「ない…幻のガーネットがないっ!!」
最初に盗難、または紛失した幻のガーネットに気づいたのは現国王のアーサー。
次いでその声にただならぬ雰囲気を感じた執事チャールズが到着。
CR:「国王様!!!」
王:「大変だ、チャールズ!!盗まれた、幻のガーネットが盗まれたんだ!!!!」
すぐに近衛兵、衛兵任務部隊兵による捜索が開始される。
その工程でどこからか事件の匂いを嗅ぎつけた記者が一面にしたとかしないとか。
これも定かじゃないからだ。
王妃:「どうしましょう…これじゃあジョシュアの結婚式は」
そう、幻のガーネットが無いと結婚式は出来ない。
150年前からの伝統、アーサーが王になる時も前国王が使用しておりアーサー王は深く頭を悩ませた。
伝統をここで留まらせてはならん、と。
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ににに(プロフ) - こんにちわ！お話の設定がすごく面白いですしオリジナリティーがあって素敵です！応援しています！あと夢主ちゃんが可愛いすぎます (2021年7月10日 13時) (
レス) id: 7d20e8f7f5 (このIDを非表示/違反報告)
静瑠(プロフ) - うきさん» 初めまして、コメントありがとうございます!!!!ミステリー系の小説が好きでウォヌくんに似合うと思い書いています(^^)これからもご愛読頂けたら嬉しいです!!!! (2020年7月12日 13時) (レス) id: be2936d6a9 (このIDを非表示/違反報告)
うき - 初めまして、コメント失礼します。面白いお話かつ雰囲気がとても好みです。これからも応援しています！ (2020年7月7日 23時) (レス) id: 630d40c794 (このIDを非表示/違反報告)
静瑠(プロフ) - フラワーさん» 初めまして、コメントありがとうございます!!!!更新遅くなりますが頑張りますね(*^^*) (2020年6月16日 22時) (レス) id: be2936d6a9 (このIDを非表示/違反報告)
フラワー(プロフ) - はじめまして。面白いお話ですね。続き楽しみにしています(^o^) (2020年6月16日 20時) (レス) id: 26502574e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：静瑠 | 作成日時：2020年6月13日 23時
