日常。 ページ1
僕の日課。
朝起きたらシャワーを浴び、スーツに着替える。
軽くモーニングコーヒーを飲んでトーストをかじる。
きちんと皿洗いをしていざ出発。
仕事場は家から出て徒歩10分もかからない5階建ての建物。
その3階に事務所がある。
履きなれたスニーカーで階段を軽快に登りきりドアノブに手をかける……が、しかし。
ガチャ…ガチャガチャッ
A:「ん??」
開かない。
ガチャガチャッ!!!!
何度ドアノブを捻ってもドアは開かない。
怒りのあまりこめかみが痛くなってきた。
A:「またかっ!!!??あのヒモ狐は!!!(怒)」
こんな事が起こるのはこれが初めてではない。
と、言うよりほぼ毎日この調子。
僕の雇い主は出勤時間になっても起きる気はなく、もっと言うと仕事もやる気になるのにすごく時間がかかるという迷惑極まりない人だ。
なので起こしに行くのも僕の日課となっている。
雇い主の家は同じ建物の4階にある。
さっきとは打って変わって力強く階段を蹴りあげ、4階一番奥の部屋の前に立ち容赦なくドアを叩く。
どんどんどんどんっ!!!!!!!!!!!!
A:「ウォヌ氏、起きろ!!!!朝だぞ!!!!(怒)」
「………………」
全く反応がない。
特に今日はいい夢を見ているようだ。
僕は夢すら見てないって言うのに…。
A:「仕方ありませんねぇ……」
ついに僕のこめかみがプッツンして得意の武術でバコンッ!!!!とけたたましい音を立ててドアが壊された。
………修繕費は彼が払ってくれるはず。
って事でお邪魔しますぜ。
強引に部屋に入り込む。
玄関からリビング、更に奥に進むと雇い主は姿を現した。
幸せそうに布団に包まって。
A:「ウォヌ氏!!!」
??:「ん〜…………」
A:「起きろ、何時だと思ってるんだ!!!!」
??:「朝からうるさいなぁ君は……」
A:「誰がそうさせてんだ!!!!(怒)」
??:「いたっ、痛い、叩くな!!」
僕の鍛え抜いた拳に耐えきれず雇い主のチョン･ウォヌは不快そうに目を開いた。
A:「おはようございます、ウォヌ氏!!」
WN:「………………」
嫌な予感がするぞ。
大抵僕の事を何も言わず見つめてくるその後は…
がぶっ
A:「痛っ!!!!」
WN:「あむっ、、」
A:「食べるなっ!!!!///」
何故か分からないだけど僕の腕を噛むんです。
しかもあむあむ美味しそうに…。
その度僕はプロレス技をかけて3階の事務所に彼を連れ戻すのだ。
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ににに(プロフ) - こんにちわ！お話の設定がすごく面白いですしオリジナリティーがあって素敵です！応援しています！あと夢主ちゃんが可愛いすぎます (2021年7月10日 13時) (
レス) id: 7d20e8f7f5 (このIDを非表示/違反報告)
静瑠(プロフ) - うきさん» 初めまして、コメントありがとうございます!!!!ミステリー系の小説が好きでウォヌくんに似合うと思い書いています(^^)これからもご愛読頂けたら嬉しいです!!!! (2020年7月12日 13時) (レス) id: be2936d6a9 (このIDを非表示/違反報告)
うき - 初めまして、コメント失礼します。面白いお話かつ雰囲気がとても好みです。これからも応援しています！ (2020年7月7日 23時) (レス) id: 630d40c794 (このIDを非表示/違反報告)
静瑠(プロフ) - フラワーさん» 初めまして、コメントありがとうございます!!!!更新遅くなりますが頑張りますね(*^^*) (2020年6月16日 22時) (レス) id: be2936d6a9 (このIDを非表示/違反報告)
フラワー(プロフ) - はじめまして。面白いお話ですね。続き楽しみにしています(^o^) (2020年6月16日 20時) (レス) id: 26502574e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：静瑠 | 作成日時：2020年6月13日 23時
