スモーキング・フェティシズム。(S.COUPS)

消えた恋人。 ページ34

昨日の雨が嘘のように晴れ、雲一つない青空が広がる。
それに引替え、俺の心はどんより雨模様。



業者が朝から土砂の撤去作業を始めてようやく道が通れるようになったのは昼を過ぎた頃だった。
長く続く森をレーサー並のスピードで運転するのは俺ではなく、ジウちゃんで。
彼女も今回の出来事に焦りと怒りを感じて自ら運転すると名乗り出た。



早く戻って、Aに会いたい。
誤解を解いて、一緒に…。





•*¨*•.¸¸♬





SC:「っ!!!!」

JW:「課長、出て下さい!!!!」





ディスプレイに表示されたのは、ミンギュの文字。
昨日出なかったくせに、今更なんのつもりだ…!!!!





SC:「もしもし!?」

MG:「ご気分はいかがですか、ヒョン」

SC:「お前、自分が何したか分かってんのか!?!?Aはどこにいる、早くs「「Aちゃんなら、社長の所へ辞表を出して帰りましたよ」」……は??」

MG:「社内恋愛も打ち明けて、クビにして欲しいと。ねぇ、今どういう気分ですか、スンチョリヒョンっ!?!?」





何で、そうなるんだ…Aが、辞めた??
はっ、嘘だろ……そんなわけない……。





MG:「もう、戻れないんですよ…Aちゃんは…、、この会社に入るのも、ヒョンのモノにも…っ、、」









『Aちゃんは、婚約するんだから』

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