包まれて。(You.side) ページ27
A:「…久しぶりだな、人の温もりを感じるのは」
鏡に映る裸の私に語りかける
問うても答えは私と同じことを繰り返すだけ。
それでもいい、自分に言い聞かせるの。
『紅い花』が教えてくれる、私は愛されてると。
嬉しくて嬉しくてどうにかなりそう…。
課長が恋人になって、熱いキスを交わして、名前を呼べることに幸せを覚える。
蛇口を捻り、シャワーから出てきたのは冷水。
今の私には丁度いい、スンチョルが触れた所全てが熱を帯びて痛いぐらい気持ちいい。
熱を奪って冷たさが感覚を狂わせる。
ある程度熱が冷めてから蛇口を切り替えお湯に戻す。
スンチョルのシャンプーは女の私にはスースー冷たくて不思議な感じがする。
でも意外と泡立ちがいい。
リンスーはシャンプーより刺激が少ない、滑らかで少しココナッツオイルの香りがした。
続けて身体も洗い、メイクも完璧に落とす。
A:「……同じ匂い…」
彼に包まれてるみたい…特別だと思ってもいいよね??
私はもう、スンチョルのモノだ。
濡れた身体をタオルで拭き、さらに彼の匂いを濃く纏った薄紫のパジャマに身を包む。
ほのかにタバコのいい匂いも。
洗面所のすぐ横の棚にドライヤーがあったから許可も得ず髪を乾かし始める。
本当はスンチョルに乾かして貰いたいけどそこまで甘えてしまったら呆れられる。
そんな気がして仕方なく自分で乾かす。
短い髪なので10分もかからず乾かし終え、リビングで待っているスンチョルの元へ。
リビングに近づくとコーヒーとパンの焼けるいい匂いがする、スンチョルは何かを作っているようだ。
こっそり忍び寄り、逞しい身体に抱きつく。
ギュッ
SC:「うぉっ!?…ちょっと、危ないから驚かすなよ」
A:「ふふ、ごめんなさい(笑)」
SC:「……しょうがない子だ、これじゃご飯食えねぇや」
火にかけていた鍋の火を消し、一旦私を離して振り向いた彼は照れくさそうに言う。
SC:「もう少し、Aのこと食べたい…ダメ??」
もちろん私の答えは決まっている。
A:「いくらでもあげる」
もっと愛を確かめよう。
私達は恋人なんだって。
ご飯が冷めるのを知りつつもスンチョルは私を抱きかかえて寝室に向かっていく。
私もそれ以上何も言わずに背中に手を回した。
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静瑠(プロフ) - hさん» コメントありがとうございます!!!!申し訳ないのですが実はTwitterのアカウント消しちゃって……(--;)というのもTwitterでの夢小説や妄想系のお話のルールが厳しくなっており、ルールを守るために消させてもらいました。現在は交換用のアカウントのみとなっております(汗 (2020年6月8日 21時) (
レス) id: be2936d6a9 (このIDを非表示/違反報告)
h(プロフ) - このお話大好きです...... 静瑠さんのツイッターのお話アカウント教えて頂きたいです...... (2020年6月8日 21時) (レス) id: b5ede82a48 (このIDを非表示/違反報告)
静瑠(プロフ) - やはやはさん» コメントありがとうございますございます!!!!ガチめの告白ありがとうございます("･▽･")笑ゆっくり更新ですが気長にお待ち頂けたら嬉しいです!!!! (2020年6月4日 22時) (レス) id: be2936d6a9 (このIDを非表示/違反報告)
やはやは - 突然ですが大好きです。本当に。このお話やばいですね〜！本当好きです！これからも読ませていただきます！！ (2020年6月4日 21時) (レス) id: 9a1e503cae (このIDを非表示/違反報告)
静瑠(プロフ) - だいあもんど。さん» ヤバいですかね( ´艸｀)ニヤ (2020年5月31日 22時) (レス) id: be2936d6a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：静瑠 | 作成日時：2020年5月23日 17時
