第１７２話「移動」 ページ30
澪が話を始めようとした所を、「待って下さい」とアラン
が止めに入った。
俺含め首を傾げる。
澪に居たっては「トイレ？」とデリカシーの欠片もない発言だ。
つか、女子としてどうなんだろう。それは。
アラン「いえ、そうではなく。その内容、この場で話しても
いいのですか？」
澪「え……あぁ、多分。」
……多分？
一体、どっちの多分なんだ。
会長が俺の隣に来て、袖を引いてきた。
「なんですか」の意味を込めて首を傾げると、小声で「避けて」
と言われた。
意味が分からないが、とりあえず会長と同じように後ろへ下がる。
すると、突然左右から人影が二つ飛び込んできた。
そのあとに続いて、泉先生やＣの姿。
じゃあ、今飛び込んできたのは……。
山田「誰だお前！もしかして悪い奴か？！」
アラン「こんにちは。アランと言います。」
山田「おぅ！よろしくな！」
なんでだ。
最初に山田が警戒して飛びこんで来たのなら、賢くはないが性格的に
納得は出来る。
その後、絡まれたアランが山田への対処法は華麗にスルーも分かる。
俺だってそうする、絡まれたら。
山田「俺、山田悠。悠でいいぜ！」
アラン「そうですか。」
なんで仲良くなってんの？
いや、別に嫉妬とかじゃない。
誰があんな奴に嫉妬して堪るか。
一方、澪に飛び込んで行った栞は怪我の確認だのと母親のように澪を
心配している。
栞「ご飯食べたの？ちゃんと寝れた！？」
澪「う、うん。大丈夫、デス。」
喰い気味に言われると、さすがの澪も片言になっていた。
会長が送った空白メールから、まだ５分も経っていないのに
どうやって早く来たんだ。
疑問だが、聞いても意味無さそうなので聞かないことにする。
Ｃ「ビーチが当たりだったんだな」
泉「読みが外れたな」
A「？何の話しですか」
謎の会話をしていた２人に俺は問うと、真顔でこう言われた。
泉「三日後帰りのヘリをどっちが支払うか、だ」
Ｃ「行きも帰りも悪いな、泉」
泉「そう思うならヘリの金払ってから言え」
Ｃ「無理だ」
通りで朝から泉先生が気合入れている気がしたわけだ。
泉先生の言葉に即効で断るＣ。
いいぞ、もっとやれ。
内心Ｃを応援していると、周りからの騒がしい声が気になった。
かなり注目されていることに気が付き「移動しましょうよ」と俺が言うと、ようやく足を動かしていた。
何気にアランも着いて来ていることは、気にしないことにする。
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ツクヨ@織田作に癒され隊☆(プロフ) - あまぐり(天樂)さん» 会長が釣りしてるところをリアルに想像して部屋を転げ回ってましたww更新ふぁいとです!! (2015年4月14日 19時) (携帯から) (
レス) id: f41dbbcebd (このIDを非表示/違反報告)
あまぐり(天樂)(プロフ) - ツクヨ@織田作に癒され隊☆さん» ありがとうございますｗコンビいいですよね！本当会長可愛いです。(( 更新頑張ります。 (2015年4月14日 12時) (レス) id: 54bb5c37f6 (このIDを非表示/違反報告)
ツクヨ@織田作に癒され隊☆(プロフ) - 初めまして！です(OvO)会長と主人公くんのコンビが好きです！あと、泉と魁さんもなにげ好きなのです(笑) (2015年4月14日 8時) (携帯から) (レス) id: f41dbbcebd (このIDを非表示/違反報告)
あまぐり(天樂)(プロフ) - みかんさん» ありがとうございます。更新サボってますけど、頑張ります。 (2015年3月21日 19時) (レス) id: 54bb5c37f6 (このIDを非表示/違反報告)
みかん - やっとここまで読めました！オリジナルの小説初めてですが面白いですね！結構…いやかなり好きです！女子組可愛い……頑張ってくださいね！ (2015年3月20日 14時) (レス) id: 8850bc515f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あまぐり(天樂) | 作成日時：2015年2月28日 21時
