★ 第７話 差し伸べられた手。 ページ15
＊
ケーキが欲しすぎて異能使っちゃったけど・・・・・・
誰にも見られてないかな？
『気持ち悪い。』
なんて云われて、嫌われるのかな？
｢Aちゃん！凄いね！！｣
一人、そんな事を考えていると、倉橋陽菜乃ちゃんが、声を掛けてきた。
｢あ、ありがとう！！・・・ねぇねぇ。さっき、『不思議な事』、起きなかった？｣
そう陽菜乃ちゃんに問う。
すると、陽菜乃ちゃんは、不思議そうな顔をして、
｢え？不思議な事？起きなかったと思うけど・・・・・・？｣
良かった。見られて無いみたい。
｢そっか。私の気の所為みたいだね！ほらほら、早く自分の列に戻りましょ！！｣
｢うん！！｣
そう、陽菜乃ちゃんは素敵な笑顔を此方へ向ける。
烏間先生の方を見ると、陽人と、悠馬が投げられている。
殺せんせーは・・・ぼっちで寂しそうだ。
・・・何か此処って面白いなぁ。
＊
｢ねえねえ！Aちゃん！｣
体育が終わり、更衣室に行こうとすると、渚君が声を掛けてきた。
｢どうしたの？渚君。｣
｢ちょっと、聞きたいことがあって。｣
そう云うと、渚君は急に真剣な顔になり、こちらを見据える。
すると、周囲の皆も集まる。
何だろうか。
────もしかして、異能の事？
だとするならば凄く不味いかもしれない。
またあんな思いをするのは嫌だ。
｢Aちゃんって、暗殺者？｣
渚君は、焦っている私を他所に、そう云った。
渚君がそう云った瞬間、空気が凍る。
何故、そんな事を聞くのだろうか？
もしかして、ビッチ先生と何かあったとか・・・？
｢何で、そんな事聞くの？｣
思った事を其の侭聞く。
｢それは前にビッチ先生の事でギクシャクしちゃって・・・｣
あっていた。
真逆当たるとは思わなかった。
でも、そんなギクシャクする事なんて、心配しなくていいよ。
だって私は────
｢暗殺者じゃあ無いよ。｣
そう云うと、周りの空気が一瞬にして柔らかいものになる。
｢そ、そっかぁ！！良かった！！之でAとギクシャクしちゃうなんて、嫌だもん！！｣
そう云って抱きついてきたのはカエデ。
業君もいつの間にか、乗っていた木を降りて、此方に来ている。
皆、嬉しそうだ。
心做しか皆、輝いている。
私も、この光に交じれるだろうか。
｢皆、戻ろうよ。｣
そう渚君が云い、渚君を先頭に皆が戻っていく。
｢ほら、Aも！！｣
そう云って、カエデは私に手を差しのべる。
｢うん。そうだね！！｣
私は、その手を取り───
☆第8話幼い笑顔とわからない気持ち→←◯←月桜の書いたもの 第6話体育の授業
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無名(プロフ) - 十六夜月夜さん» 返信遅れてすみません。ご意見も交えながら構成を練っていこうと思います。ご意見ありがとうございます (2018年9月26日 22時) (
レス) id: 727e26ce18 (このIDを非表示/違反報告)
無名(プロフ) - みかげさん» 返信遅れてすみません。ご指摘ありがとうございます。次の更新の時に修正しておきます。 (2018年9月26日 22時) (レス) id: 727e26ce18 (このIDを非表示/違反報告)
無名(プロフ) - わっち（元あんぱん）さん» 返信遅れてすみません。ありがとうございます。いい作品が作れるよう、頑張ります (2018年9月26日 22時) (レス) id: 727e26ce18 (このIDを非表示/違反報告)
十六夜月夜(プロフ) - 律も味方に入れて欲しいです。彼女は録音とか出来そうだし...元々味方だったらすみません (2018年9月23日 11時) (レス) id: f9bc2076b3 (このIDを非表示/違反報告)
みかげ - 面白いんですけど、太宰さんは（私もですけど）芥川君のこと“芥川”じゃなくて“芥川君”って呼びますよ更新待ってます (2018年9月12日 19時) (レス) id: 9a6b1a518e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無名 ★k.sae☆ 月桜 雪夏（セツカ） | 作成日時：2016年10月12日 17時
