☆月が雲に隠される ページ39
銀色の髪が揺れる。
欠けた月が輝いている。
静かな街に着信音が鳴り響く。
「Aちゃん、見つかったよ。」
「本当ですか!?」
「ただ、異能を使っていてね。精神的、体力的にも、もう少し遅ければ死んでいたかもしれないけど。」
風が強くふく。
「其は…」
「別に君のせいじゃない。むしろ君は頑張った方なんじゃないかな。じゃあ…もう切るよ。」
「はい…」
ツーツーツーと音が響いた。
「僕はどうしたら…」
「悩んでるの…」
月が雲に隠されていく。
「僕が変われば…」
「……」
「強く……ならないと……?」
「強くなりたいのかい?」
影が嘲笑う。
「僕が変えてあげよう」
多くはない街灯が消えて行く。
月は完全に雲に呑まれていた。
「あぁ、もちろん。本当に良かった。僕が君を強くさせてもらえるなんて、こんなに幸せなことはないよ」
彼と影の境界はもうわからない。
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無名(プロフ) - 十六夜月夜さん» 返信遅れてすみません。ご意見も交えながら構成を練っていこうと思います。ご意見ありがとうございます (2018年9月26日 22時) (レス) id: 727e26ce18 (このIDを非表示/違反報告)
無名(プロフ) - みかげさん» 返信遅れてすみません。ご指摘ありがとうございます。次の更新の時に修正しておきます。 (2018年9月26日 22時) (レス) id: 727e26ce18 (このIDを非表示/違反報告)
無名(プロフ) - わっち(元あんぱん)さん» 返信遅れてすみません。ありがとうございます。いい作品が作れるよう、頑張ります (2018年9月26日 22時) (レス) id: 727e26ce18 (このIDを非表示/違反報告)
十六夜月夜(プロフ) - 律も味方に入れて欲しいです。彼女は録音とか出来そうだし...元々味方だったらすみません (2018年9月23日 11時) (レス) id: f9bc2076b3 (このIDを非表示/違反報告)
みかげ - 面白いんですけど、太宰さんは(私もですけど)芥川君のこと“芥川”じゃなくて“芥川君”って呼びますよ更新待ってます (2018年9月12日 19時) (レス) id: 9a6b1a518e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:無名 ★k.sae☆ 月桜 雪夏(セツカ) | 作成日時:2016年10月12日 17時