【文スト】クール系少女は敦と同じ孤児院出身です！

10.〃のオリジナル ページ10

敦side

あれ

敦｢それより、綺羅璃ちゃんは？｣

太｢あぁ、彼女なら君の後ろにいるよ｣

敦｢え？｣

貴｢わっ｣

敦｢ウワァァァァ!?綺羅璃ちゃん！｣

貴｢あいっかわらずだな｣

敦｢いっ何時からそこに？｣

貴｢ずっと居たよ｣

太｢あぁ、詳しいことは知らないが綺羅璃ちゃんも異能力者だ｣

敦｢えっ｣

国｢待て小娘、さっき何処から出てきた？｣

貴｢此処から｣

国｢は？｣

貴｢俺の異能力は、｢操りし者｣と言って、空気を操ることが出来る。例えば…｣

敦｢えっ、えっ何これ!?｣

貴｢今どんな感じに見える？｣

太｢えっ敦君が浮いているように見えるが？｣

貴｢じゃあ中島、今どんな風に感じる？｣

敦｢えっ、えっとなんか足の下に地面があって､それが浮いてる感じ｣

って言うか結構高いんだけど!?

貴｢OKんじゃ｣

敦｢えっあぁぁぁぁ！｣

地面が消えた!?

敦｢ウワァァァァ!?｣

ﾎﾟｽｯ

ﾎﾟｽｯ？

敦｢何これ柔らかい｣

貴｢中島立て｣

敦｢あっうん｣

貴｢この異能力は気体を操るから…｣

江｢空気を固めたり操ったり出来るわけだ｣

貴｢まぁそうだな。

あと空気の濃さや色を変えて隠れる事も出来るし、人の声とかも風に乗せて聞いたりできる｣

太｢それって結構便利だね｣

貴｢まあな｣

敦｢？じゃあなんで綺羅璃ちゃんの周りは動物が集まるの？｣

貴｢それは俺の体質｣

与｢それについても、詳しく教えてくれないかい？｣

貴｢いいけど…まぁ生まれた時から動物に好かれる体質で、よく猫とか鳥とかがよって来るんだ。

呼んでも来る。

あと出来る限りの頼み事はやってくれるし、雰囲気とかで何言ってんのか大体分かる｣

す、凄い

宮｢おぉー凄いですね！｣

貴｢まぁこんなもんだ｣

太｢敦君が虎だって言うのは？｣

貴｢知っていた｣

えっ

貴｢言うのがめんどくさかったから言わなかったんだ｣

そうなんだ…

そう言うのは教えて欲しかったな

貴｢本当は言ったら中島が傷つくと思ったからなﾎﾞｿﾎﾞｿ｣

敦｢え？｣

なんて言ったんだろう

貴｢もういいか？早く寝たいんだ｣

太｢分かった、うちの寮に案内するから付いて来たまえ〜｣

国｢あっおいこら待て｣

敦｢待ってよ綺羅璃ちゃん！｣

与｢ちょっと待ちなよ！｣

宮｢僕達も行きましょ｣

江｢そうだね｣

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