【文スト】クール系少女は敦と同じ孤児院出身です！

32.〃+オリジナル ページ32

貴方side

?｢はーいそこまでー！｣

芥｢ﾅｯ！｣

ﾄﾞｻｯ

貴｢遅いんだよ…この野郎｣

太｢御免御免｣

樋｢貴方は探偵社の！何故此処に…｣

太｢美人さんの行動は気になっちゃう質でね…こっそり聞かせて貰った｣

樋｢まさか！…あの時に…では最初から、私の計画を見抜いて！｣

太｢ほらほら起きなさいよー敦くん2人もおぶって帰るの嫌だよ？私…｣

貴｢太宰さん？それ立派な犯罪だかんな？

まぁあんたの場合時すでに遅しだけど…

って言うか俺歩けんだけど｣

樋｢生きて返すと思っているのか！｣

芥｢ｸｯﾌﾌﾌ…辞めろ樋口、お前では勝てぬ｣

樋｢芥川先輩、でも！｣

芥｢太宰さん、今回は引きましょう。

然し、人虎の身柄は必ず僕等、ポートマフィアが頂く｣

太｢何で？｣

芥｢簡単な事。

その人虎には、闇市で懸賞金が掛かっている。

賞金の額は70億｣

うっわぁ

太｢それは随分と、景気のいい話だね…｣

芥｢探偵社には何れ又伺います。

ポートマフィアは必ずその70億を奪う｣

太｢では、武装探偵社と戦争かい？…やってみたまえよ、やれるものなら｣

樋｢…零細企業如きが、我々はこの街の暗部そのもの。

この街の政治、経済のことごどくに根を張る。

たかが10数人の探偵社如き、3日と待たず事務所ごと灰と消える！

我々に逆らって、生き残った者などいないのだぞ！｣

うっせぇ

太｢知ってるよその位｣

芥｢然り。

他の誰よりも、貴方はそれを承知している…元ポートマフィアの太宰さん…

…それでは｣

ｺﾂｺﾂｺﾂ

太｢此処で質問！綺羅璃ちゃん、私はポートマフィアでどの立場でしたでしょうか！｣

貴｢幹部｣

太｢当ったりー。

じゃあもう1つ…何でそんな平気な顔して立ってるの？｣

貴｢あぁ、これ？

元々俺は怪我して無いの。

異能力でそうやって見せてるだけ｣

実際は少しだけ違うけど

太｢そう？まぁいいや｣

良いのかよ

太｢早く探偵社に帰ろうか…｣

貴｢俺は少しだけここに残る｣

太｢何で？｣

貴｢此処にいた野良猫達に謝って置かなくちゃだからな｣

太｢律儀だねー｣

貴｢国木田さんよりもマシ｣

太｢確かに…じゃあ先に帰ってるね？｣

貴｢おう｣

ｺﾂｺﾂｺﾂ

行ったか

貴｢ｹﾞﾎｯ異能力───

───操りし者…草｣

これで傷口は塞がったな

貴｢さてと、猫に謝ってから帰るか｣

33.貴｢俺の異能力…草と職業当てゲームの推理についてだ｣ 変更→←31.〃

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