７９話＊分かりにくい優しさ ページ3
「今日の晩御飯誰が当番でしたっけ?」
「確かAちゃん」
「今日来ますかね」
「この前の四郎言い過ぎだから、来たら謝りなよ」
「でも女友達できて浮かれてるあのバカの目を覚まさないとどうなるのやら」
「でも本気で思ってたわけじゃないんでしょ?」
仲良く家に帰る四郎と五郎
ドンッ
と、２人に誰かがぶつかった。
「あ、すいませ…Aちゃん?」
「…あ、今帰り?」
「うん。フラフラしてるけど大丈夫?」
「…うん…。あ、四郎くん…このまえはごめん…」
「いや…俺のほうこそ「…と…った…」え?」
「…四郎くんの言ってたこと…本当だった…」
しだいにAの目から涙がこぼれ出す。
「…本当に…」
「…私…バカだった…バカだったぁ…」
Aはその場に座り込む
「Aちゃん！?(汗」
「…はじめて女の子の友達できて…えっぐ…浮かれてっ…
でも今までのことは…全部嘘で…」
「…だーから言ったでしょうが。あなたは騙されてるって」
「四郎！?」
四郎はAの目線に合わすようにしゃがむ
むにっ
四郎はAの両頬はつまんでひっぱる
「…にゃ、にゃにすりゅの…！(汗」
「すごい面白い顔ですよ(笑」
「…バカ！折角四郎くんに謝ろうと思ったのに…！」
「…貴女はそのくらい元気がいいんです。喧嘩相手が元気ないと暇ですからねー
あ、今日はハンバーグにしてくださいよ?
私へのお詫びとして…謝りの言葉なんていりませんよ。昨日は私も言いすぎましたし」
四郎は立ち上がりスタスタと歩く
「…あの猫背小僧…」
「Aちゃん、あのね
分かりにくいと思うけど…あれ四郎なりに励ましてるんだ
昨日きついこと言ったのもAちゃんのこと心配してだし」
「…なんてわかりにくい…」
「それが四郎なの」
「何してるんですかー?おいていきますよ」
「…今日のハンバーグ特別に大きいの作って上げますか…」
Aと五郎も四郎の所に駆けつける
.
「…買い物手伝って」
「嫌ですよ。めんどくさい」
「俺は行くから四郎一人で帰ってて」
「……仕方ないですね。行ってあげますか」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 46人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
鈴(プロフ) - 智桜さん» ありがとうございます。頑張ります。 (2014年4月13日 22時) (
レス) id: d6478b06fc (このIDを非表示/違反報告)
智桜(プロフ) - 鈴さん» いえいえ(ﾉ´∀｀*)急かしてる訳では…(笑)鈴さんのペースで大丈夫です♪ (2014年4月13日 22時) (レス) id: bcd919534d (このIDを非表示/違反報告)
鈴(プロフ) - 智桜さん» コメントありがとうございます。そろそろ更新しないとですよね。 (2014年4月13日 22時) (レス) id: d6478b06fc (このIDを非表示/違反報告)
智桜(プロフ) - 鈴さんはじめまして(*´ω`*)舞賀家いいですね♪すごく和むしドキドキしちゃいます（笑）更新、応援してますね♪ (2014年4月13日 22時) (レス) id: bcd919534d (このIDを非表示/違反報告)
鈴(プロフ) - 山田さん» 友達の件とコメント本当にありがとうございます！嬉しくて嬉しくて… (2014年2月17日 22時) (レス) id: d6478b06fc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：十五
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php
作成日時：2013年12月4日 20時
