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91話*ドッペルゲンガー!?その2 ページ15

受付を済ませ、待合室で待つ。






「長いですね〜…」

「人多いからね」

「このままだったらお昼過ぎちゃうね!!

 そしたら残念だけど…」

「三郎さん、この病院は土曜日の午後もやってるんですよ」

「そっか…」

「…そんなあからさまに落ち込まなくても…」



「…ちょっとトイレ…」

三郎は立ち上がる。


「まさか逃げる気じゃないでしょうね」

「本当にトイレ!!」

ズンズンと歩いて行く三郎


「念のため見張りに行ってきます」

そう言ってついていった四郎


その間2人で待つことになった五郎とA



「暇だね…」

「…そうだね」









ーその頃ー



「おい、町医者知らないか?」

「さあ、どうせまたおやつ買いに行ってるんじゃない?」

「まったく…」

「いつものことじゃない」







ーそしてもう一方ー


「…遅すぎない?」

「そうだね」


三郎と四郎の帰りがさすがに遅すぎる。



「ちょっと様子見に行こうか」

そう言って五郎とAは立ち上がり、すぐ近くのトイレに行った。


すると、トイレの入り口の壁に寄りかかってゲームをしている四郎


「くそっ…このっ…あ〜…」


ゲーム機から漏れるゲームオーバーの音。


「四郎!」

「あ、五郎くん」

「何してんだよ」

「何ってゲームですけど?」

「…三郎くんは?」



「え…?」



「ちょっと待ってて…」

そう言って男子トイレに入った五郎は1分も経たずに帰ってきた。




「いなかった…」

「…嘘」

「本当だよ」


「あっちゃ〜」

そう言う四郎


「…あっちゃ〜、じゃねぇんだよチビ」

「あんたもチビでしょうが」

「もう!四郎気づかなかったの!?」

「丁度ボス戦だったので気づかなかったんですね」

「てか、三郎くんはどこ行ったの!!

 まさか…逃げた?俺、家のほう見てくる!!

 2人は念のため病院内探して!!」

そう言って五郎は走り去った。




「…早く探そう」

「そうですね」

「…もっとやる気だしてよ。あんたのせいなんだから」

「黙れ」

「…お前が黙れ」





そう言って2人はこずき合いながら病院内を散策し始めた。

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(プロフ) - 智桜さん» ありがとうございます。頑張ります。 (2014年4月13日 22時) (レス) id: d6478b06fc (このIDを非表示/違反報告)
智桜(プロフ) - 鈴さん» いえいえ(ノ´∀`*)急かしてる訳では…(笑)鈴さんのペースで大丈夫です♪ (2014年4月13日 22時) (レス) id: bcd919534d (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 智桜さん» コメントありがとうございます。そろそろ更新しないとですよね。 (2014年4月13日 22時) (レス) id: d6478b06fc (このIDを非表示/違反報告)
智桜(プロフ) - 鈴さんはじめまして(*´ω`*)舞賀家いいですね♪すごく和むしドキドキしちゃいます(笑)更新、応援してますね♪ (2014年4月13日 22時) (レス) id: bcd919534d (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 山田さん» 友達の件とコメント本当にありがとうございます!嬉しくて嬉しくて… (2014年2月17日 22時) (レス) id: d6478b06fc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:十五 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php  
作成日時:2013年12月4日 20時

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