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77話*おみやげ ページ1

「たっだいま〜!」

三郎はリビングに突撃するように入る。

「もうちょっと静かに帰ってこれないんですか?」

「だって早く皆に会いたかったんだも〜ん」

「…ただいま」

「おかえり。どうだった?」

「…楽しかったです」

「二郎ちゃん!俺にも聞いて!!」

「はいはい…どうだった?」

「ご飯すっげ〜うまかった!あとお寺やばかった!!」

「…お土産もあるんですよ」

「そうそう!」









「…これが一郎さんです」

「ありがとう」

「これが二郎ちゃんね!」

「サンキュー」

「四郎がこれで〜」

「どうも」

「…これが五郎くん」

「ありがとう」

「全部皆に似てるでしょ?」

「そういえば…」

「ほら、俺とAちゃんのも」

「あら〜このムスッとした顔…本当にそっくりですね〜」

「…喧嘩売ってる?」

「さあ、どうでしょ〜」

「…チビ(ボソッ」

「あんたもチビでしょーが」

「…天使の皮を被った悪魔」

「雪女の皮を被った悪魔」

「…友達おらず」

「あなたもでしょうが」

「…いるし」

「私だっていますよ」

「ほら、2人とも飯食うぞ」

一郎が二人の間に入る

「…はい!」

「は〜い」

6人が食卓につくと手を合わせた

「「「「「「いただきます」」」」」」

「家のごはん久しぶり〜」

「こら、ゆっくり食べろよ」

「…あの、一郎さん」

「ん?」

「今度、ゆうきちゃん皆さんのお宅に呼んでもいいですか?」

「急にどうしたの?」

「…ゆうきちゃん、一人っ子で寂しいから、皆さんみたいに兄弟が多いのに

 憧れているんだそうです。ですから、遊びに来たいと…」

「…………ここは貴方の家じゃないでしょ?」

四郎はAを睨む

「…っ…」

「まあまあ、Aちゃんも家族みたいなものだし…」

「でも事実上は他人じゃないですか。他人の友達呼んでどうするんです。

 そのゆうきって女も本当に一人っ子かもわからないのに…

 俺、前々から思っていたんですけど、貴方だまされてるんじゃないですか?

 貴方に近づいたのも俺達が目当てなんじゃないですか?」

「…ゆうきちゃんはそんな人じゃない!!」

「かなり洗脳されてるみたいですね」









ガンッ









「…これ以上言うと…本気で怒るから…」

Aは拳を机から離した。

「…ご馳走様でした…突然失礼なこと言ってすいませんでした。

 今日は帰ります」

「Aちゃん!」




Aは荷物を持って舞賀家を出た。

78話*裏切り→



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(プロフ) - 智桜さん» ありがとうございます。頑張ります。 (2014年4月13日 22時) (レス) id: d6478b06fc (このIDを非表示/違反報告)
智桜(プロフ) - 鈴さん» いえいえ(ノ´∀`*)急かしてる訳では…(笑)鈴さんのペースで大丈夫です♪ (2014年4月13日 22時) (レス) id: bcd919534d (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 智桜さん» コメントありがとうございます。そろそろ更新しないとですよね。 (2014年4月13日 22時) (レス) id: d6478b06fc (このIDを非表示/違反報告)
智桜(プロフ) - 鈴さんはじめまして(*´ω`*)舞賀家いいですね♪すごく和むしドキドキしちゃいます(笑)更新、応援してますね♪ (2014年4月13日 22時) (レス) id: bcd919534d (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 山田さん» 友達の件とコメント本当にありがとうございます!嬉しくて嬉しくて… (2014年2月17日 22時) (レス) id: d6478b06fc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:十五 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php  
作成日時:2013年12月4日 20時

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