始めよう(1) (ページ2)

今日:3 hit、昨日:1 hit、合計:145 hit

○.1 ページ2

奏視点_

空手部の部室_

シュッダンっ

夏:奏はいるかしら？
貴:此処に見るよ、夏未どうしたの？
夏:もうすぐ、今日の部活も終わり。帰りなさい。
貴:わかった。すぐ、帰る準備をするよ。態々ありがと。
夏:ええ、大丈夫よ。あら、もう準備が終わったの？早いわね。
貴:うん。それじゃあ、また明日ね。夏未(◜ᢦ◝)
夏:ええ、また明日。

部室を出て、2人は手を振り、私は校舎を出て、家に繋がる道を歩いた。家に帰る時、いつも河川敷を通る。そこには、よく、同じクラスの円堂君と小学生がサッカーの練習をしている。円堂君と小学生は楽しそうに、サッカーをしており、ベンチの方では、もう1人同じクラスの秋ちゃんが円堂君を見守っている。

貴:サッカー.......楽しそうだな。

しばらく、サッカーの練習を見ていると、男の子が蹴ったボールが不良の方に飛んで行き、当たるのが見えた。円堂君は頭を下げて、謝ったのに、不良は円堂君目掛けて蹴る。普通に人としてどうかと思うほどだ。不良はボールに唾を飛ばし、女の子の方に向かったのが分かり、私は体が勝手に動いた。

貴:危ないっ！？

女の子をボールから守るように、抱き抱えたが、ボールは私に当たらなかった。誰かがボールを蹴り返したのだろうか。

貴:大丈夫？怪我はない？
女の子:うん。ありがとう!(´▽｀)

振り返ると、見知らぬ男子がいた。円堂君が彼に何か言っているが、彼は相手にしないで去っていった。

円:時透!ありがとな!足すっげ〜はやぇな！
貴:ええ、気おつけてね。それじゃあ、私も行くね。
円:あっ！お〜い待ってくれ〜！

円堂君に話し掛けられたが、私はそそくさと家に帰宅する。