今日:32 hit、昨日:0 hit、合計:1,762 hit
小｜中｜大
＃１３ ページ13
一応部屋を出て電話をかける。
ワンコールで相手が出る。
早くないか？？
『A？』
「久しぶり。遅くにごめんね、話したいことがあって」
『…なに？』
なぜだろう、少し不機嫌そう。
やっぱり元カノからの連絡とか嫌だったかな。
「単刀直入に言うね。私と、別れてください。」
『は』
「もうエースは別れてるって思ってたかもだけど、一応言っとこうと思って。」
『いや、ちょ、待て』
「負担にはなりたくないんだ」
『なん、』
「多分ずっと好きだよ」
私を助けてくれて、私自身を見てくれてありがとう。
そう呟いて電話を切る。
サヨナラの言葉は涙声になりそうだったので伝えられなかった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 3人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぬぬぬ | 作成日時：2023年7月8日 18時
