引越し先の隣の家はイケメンの家【赤】

第九話【ご挨拶】 ページ12

母「早く起きろよ！！」




『はい』


いや、



起きてたんだけど！



鍵かけられてたから出れなかったのに！



イライラする…



母「早く挨拶行くわよ」



妹「はぁい！


　イケメンかな？？？」




イケメンです



知ってます



妹「もしイケメンだったとして口説くような真似したらこうだから」




ﾊﾞﾝｯ



ﾄﾞﾝｯ




『っ…』




痛い




何にもしてないのに…



母「それくらいにしときなさい


　もし傷に気づかれたら好感度下がるわよ」




妹「確かに！やめとこ」




ふぅ〜


助かった



ﾃｸﾃｸﾃｸ



ﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ




〈はい？〉



母「隣に引っ越してきた天倉と申します


　 ご挨拶に来ました」

　

〈はーい〉



ｶﾞﾁｬ


り「どうもこんにちわ」


母「こんにちわ

　 天倉と申します」



妹「こんにちわぁ♡愛莉って言いますぅ♡よろしくお願いしますぅ♡」



母「つまらないものですが……」



私の名前は言わせてくれないと



まぁ知ってるだろうし


どうせ


私なんかのこと…



り「ありがとうございます！


　あの、お姉さんの方の名前はなんでいうんですか？？」



！！


私に話題を振ってくれた？？



妹「こんな奴の名前なんかいいじゃないですかぁ

　 それよりお兄さんかっこいいですねぇ♡

　 一緒に遊びに行きません？？」



これがいわゆるナンパっていうやつですか？



り「あっすいません俺そういうの無理ですごめんなさい」



妹「そうですか！全然いいですよぉ♡では！」



ﾃｸﾃｸ


妹「なんでお前が気に入られているの？？」




ここでするの？？



ﾊﾞﾝｯ



『っ……』



痛い



ﾊﾞﾝｯ


ﾊﾞﾝｯ



痛い




妹「お前の顔見たくないから家入らないで！」




ｶﾞﾁｬ



外に追い出された…



というか入れなかった…




どうしよう




ﾌﾗﾌﾗ



なんか…



い、識が



もうろうとして、き、た…………



ﾊﾞﾀｯ


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