緑の不安 ページ1
うらたぬきside
救急車に乗り込んだ俺は血だらけのAの手を握ることしか出来ない。
徐々に手当されていくも、医師の人達は険しい表情をしていて、1人で乗り込んだ俺にさらに不安を与える。
"ピッ"と不規則な音を鳴らす機械が俺の耳を掠る。
う「ごめんな…頑張ってくれ……」
「すみません、聞きたいことがあるので。」
救急隊の人が話しかけてくる。
う「はい」
「親御さんの名前は？」
う「あー…浦田渉と一ノ瀬彼方です」
「えっと……」
う「じ、実は…」
ホントの親じゃないこと、捨て子ということ。全てを話した。
「なるほど、親御さんの代表という形でよろしいですか？」
う「はい、すみません」
「こちらから気になったことがありまして……体に痣が多く、消えかけているんですが、傷がたくさんあるんですよ。」
う「これと同じことが過去に数回あったんです……」
救急隊の人は驚いた顔をする。一応、俺らは有名人。こういうことが起きることは予想出来ていたはずなのに。
「とりあえず虐待ではないんですね。」
う「はい」
それだけ聞くとファイルに挟んで反対側に行ってしまった。
そこから記憶はあまりない。
in病院
ああ、いつから俺はここにいたんだろう。
まだ一時間も経ってないのに忙しなくそこら中を歩きまくる。
このまま消えてしまったら？
そんな不安が俺の中に残る。
1人でいる分、不安はなかなか消えない。
窓に映る緑の瞳が悲しげになっていた。
__________
なのです!!
続編来ましたー!!
これからもよろしくお願いします!!
見ている通り、すとぷりが出てくるのですが、
私の繋がり？の近い方にも苦手という方がいるので、
気分を害された方申し訳ないです。
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由香 - 初めまして！とても面白い小説ですね！これで完結は悲しいです。何回も何回も見ます！無理せずに頑張ってください！ (2022年3月12日 22時) (
レス) @page20 id: e934062c3d (このIDを非表示/違反報告)
あめ - すごい大好きです！本当にこの作品完結しちゃったんですか？ (2020年12月29日 21時) (レス) id: 360678e429 (このIDを非表示/違反報告)
妖狐 - 何回も読み返しました( *・ω・)ノ (2020年9月3日 16時) (レス) id: ba82413c14 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ - この作品好きです！続き楽しみに待ってます！ (2020年8月5日 23時) (レス) id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑 - めっちゃ面白かったです！無理せずに更新頑張ってください！ (2020年4月30日 15時) (レス) id: 1db79f1c23 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なの | 作成日時：2020年3月18日 10時
