歌い手達が拾った幼女はちょー可愛がられています…*

折り紙とてるてる坊主 ページ3

Aside




目を開けると相変わらずの真っ白な天井。何かしたいな…と周りを見渡すと折り紙があった。


何作ろうかな、と考えていると本棚のところにちょうど折り紙と書かれた本があった。


取って、広げるとたくさんの折り方があった。簡単そうなのから作ることにした。


鶴、亀、ペンギン、たぬき、お花…次々と作っていく。また1時間もたってなくて空を見たとき、ピカッと光った。



『雨だ…』



ゴロゴロ、と音がなって雨が降りだした。そこで、ティッシュを取って丸めたり、包んだり…


できたのはてるてる坊主。そらるさん達が来れるように、晴れにしておこうと思ったから。


折り紙をやったり、てるてる坊主を作ったり…一つにまとめて、飾りみたいにしたり、色々工夫した。


笑っていたり、怒っていたり、涎を足垂らしていたり、泣いていたり…色々なてるてる坊主をいっぱい作った。


カーテンの上のレールのようなところに吊るしていくうちに晴れていた。



それからもずっと遊んでいるとガラッ、とドアが開いて「Aちゃん！」とまふの声がきこえた。



『まふー！』


ま「何これ！てるてる坊主？鶴？」


『えへへ、今日、早起きしちゃって！』


う「おぉ、すげぇ！たぬき！！」


そ「これは？」


ま「四角…？」


『それね、はんぺん！！』



だってね、一番最初のページにあったんだよ！やってみたら、四角く折るだけ！！


すると、そらるさんはそれを手に取って、少し考えた後、こう言った。



そ「…そらるさん、これ使う。はんぺんクッションとか。」


ま「い、いいんじゃないですかw」


『はんぺんー！！』



『私もほしい！』と言うと「あげるよ。」と返ってきた。



楽しみ！はんぺん！！

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