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そそくさとバツが悪そうに店を出る銀ちゃん

似合ってなかったのかな、

銀ちゃんに続いて店をでる

「銀ちゃん、まってよ……そんなに似合ってないかな…」

いつの間にか感情がコントローラーできず涙がめに溜まる

「って、おい、泣くんじゃねえ…そんなんじゃなくて……ったく、あれだ、その、似合ってるよ…」

口ごもるように発した言葉

照れ隠しのように首筋をかく銀ちゃん

「んふふ…うれしい」

私はつい褒められてにやけてしまった

「そうですよ、とっても似合ってますよ、Aちゃん」

うしろから新八くんも顔を赤くしながら褒めてくれた

神楽ちゃんはお登勢さんのとこでご飯を何合もたべて今にも腹が爆発しそうになりながら新八くんと歩く





屋形船の側までくると2つの船があった

「俺とAはこっちでいろいろやるから…おまえらはあっちな」

そう指でクイッと指して指示をする

二人とも不満満載な顔をしていたが銀ちゃんの大人気のなさで私たちは同じ船にのることになった

船にのると大勢の人がいた
銀ちゃんは大衆の前で宴会ギャグを披露する盛り上げ役で私はお偉いさんのお酌の相手をするようにと言われた

銀ちゃんはお酒を飲み、完全にこちらは気にしていない状態だった



「こちらにお偉いさんがいるから、よろしくたのむよ。どうか粗相のないようにね」

と、いいのこして係員の人はきえていった


緊張するがこれはあくまで仕事なのだからやらなくては。






「失礼します…Aと申します」

丁寧に頭を下げる

顔を上げてその人をみやると片目には包帯を、片手には煙管をもった男が船の窓辺に肘を着いていた

特に返事はない

部屋にはいり、近づいていく

なんだか危ない香りのする人


「お酒…おつぎしましょうか」

やっとこちらをみた男

「こりゃ、また上玉じゃねぇか…まだこの街にもこんな女がいたんだなぁ」

「お世辞はよしてくださいよ…でも嬉しいです」

綺麗に笑えるように心がける

「ククっ……その笑顔…悪くねぇな」

そういって私の顎に手をそえたこの人

名前も知らない人とこんな近距離なんて…すこし悪いことしているようで…なんだか胸騒ぎが止まらない


「こわしたくなるなァ……あんたのその目みてると…」



危ない香りがするというのはあながちまちがっていないかもしれない

「こわすなんて…面白いこと仰わないでください」

平然を装って返事をする


「真っ直ぐな曇りひとつない目…気に入った…俺は高杉晋助」

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設定タグ:逆ハー , 銀魂 , 愛され   
作品ジャンル:恋愛
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エト(プロフ) - さらさん» いえいえ!! (2020年5月14日 1時) (レス) id: 84b1407f64 (このIDを非表示/違反報告)
さら - ひゃー!!!ありがとうございます!!!! (2020年5月14日 1時) (レス) id: b53f13e3f7 (このIDを非表示/違反報告)
エト(プロフ) - さらさん» まじです!!おまちしてます!!!!(><) (2020年5月14日 1時) (レス) id: 84b1407f64 (このIDを非表示/違反報告)
さら - まじですか!!!ありがとうございます!!これからドンドンしていきますね!!!! (2020年5月14日 0時) (レス) id: b53f13e3f7 (このIDを非表示/違反報告)
エト(プロフ) - さらさん» バンバンください!!ネタがうかばなくて(笑)さらさんのリクエストたすかります!!ありがとうございます!! (2020年5月14日 0時) (レス) id: 84b1407f64 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:エト | 作成日時:2020年5月9日 14時

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