世界平和と悪逆無道【黒い混沌、白い平和。 派生作品】

1話● ページ4

『…6時、ですか。…もう皆さん起きましたよね』


そういいながら外へ出る。変わらず爆撃、争いの音しか聞こえない。

みんなは無事なのだろうか。死者などは避けてほしいのだけれど

そう思いながら軍医のいるところへ向かう。一般兵の生死を確認したい。


『…お疲れ様です。深い傷ですね』

「あぁ、ありがとういつも。最近腕が鈍ってきて…」

『…死んでないので、いいでしょう』

「ふふっユウらしいわ」

『…そう言えばですけど、貴方はなぜ軍に入ったんですか』


この質問で大体の人は親から逃げた、戦争が好き、復讐などのことが多い

この人だってそうだろう


「…私、白国に裏切られたの。だから…」


平和な白国だって嫌いな人もいる。

白国は平和主義。だから悪事をした人を許さない。

だけれど、それで悪事をした人を間違えて無罪の人を罰する

なんてこともあったのだろうか。白国の様子は分からない


『…そうですか。では自分はそろそろ食堂へ行きますので…安静に』

「ありがとう、ユウ。」

食堂へ向かう。この静かな時間だけまだマシだ

食堂からは変わらずゾムさんとらっだぁさんが引きずられて出ていく。

いつも御疲れ様ですの意味を込めて両手を合わせといた。


『…任務、しないとですよね。…早く御飯を食べますか…』


席に座り静かに食べる。一人のほうが静かですね

周りの人は元気にしています、楽しそうで何よりです

『…今日も外に出ますか…』


食べ終わり容器を捨てる。

『…御馳走様です』


暗殺を計画的に進めたい…

隊長のゾムさんはなぜ毎日連れられるのでしょうか…

『…あ、ゾムさん帰って来たんですね』

「当たり前だろ〜？隊長なんだぜ〜？」

『…そのまま静粛されたほうがいいと思いますけど』

「あー、行くん早すぎるか？」

『…あと30分ぐらいは静粛されて下さい』

「…お前が静粛されたほうがええと思うで」


静粛なんて考える人は普段から静粛食らっているんでしょう

なんて考えた後に今日暗殺する予定の人物などを見る

『…簡単そうですね…まぁ、死なないようにはしましょうか…』

そのまま部屋に戻った

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