200…『永遠に。』 ページ46
「永遠…」
「ん？」
「うわっ!?いつからいたの!!」
お泊り会、in私の家。
ベランダで望遠鏡をのぞいていたら、いつの間にか葵がいた。
「今来たところ。」
「そっか。女子は私以外皆ねちゃった」
「男子もだよ。いつもなら僕が一番早寝なのにね」
今日は寝れなかった、と笑う葵。
「永遠って、あると思う？」
急な私の問いに、葵は笑顔のまま断言した。
「あるよ。」
「私は、ないと思う」
「ううん、きっとある。」
「なんでそう思うの？」
私が尋ねると、葵はさらりと言う。
「僕は永遠に夕日が好きだからね」
「な、ななな…」
なんでそんな恥ずかしい台詞を堂々と言えるのかな!!
私がうつむいているのに対して、葵は空を見上げていた。
「この時間も、絶対忘れない。」
「…時間が止まればいいのに」
「大丈夫。これから何度もそう思えるような事があるよ」
―関係。
「関係はいつかは変わるものですが、…嫌です。
幸せな毎日が壊れることはないと…信じていたいの」
「信じてればいい。大丈夫。壊れないよ」
「ほんと、に…？」
「本当に。だから泣き止んで？」
そう言われて、自分が泣いていることに気が付いた。
葵には、素直に甘えることができた。
皆がいなくなってしまうこと。それが一番怖いの。
想像したら泣いてしまいそうになる。
「夕日は泣き虫だね。昔からちっとも変わらない」
葵は優しい声で言う。
・
「僕はずっと、夕日の傍にいるから―大丈夫だよ。」
「…ありがと」
・
・
・
「いないと思ったら、こんなところで寝てたんだな」
「2人仲良く…」
「風邪ひいてないかな、心配」
「まぁ、もうしばらくこのままにしてあげよっか。」
・
・
・
私はその時、幸せな夢を見ていました。
「みんな…だいす、き…」
・
・
この幸せが続きますように。
永遠に、続きますように。
ラッキーアイテム
革ベルト
一言。
「諦めるなんて、無理そうだ」
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そらる - こんなとこで、言うべきじゃないって分かってます。でも、この話を読んだらどんどうしても言いたくなりました。許してください♪←サイテーやんなぁw 「亘、好き。ごめん、大好き。」 (2016年12月23日 1時) (
レス) id: f1a0f3d95d (このIDを非表示/違反報告)
美桜(プロフ) - 最初から最後まで見ました!!すんごく面白いです！嘘月さんみたいになりたいです！ (2013年12月29日 2時) (レス) id: 3377c9a737 (このIDを非表示/違反報告)
リコル(プロフ) - このお話おもしろかった♪ コラボってもいいくらい！メル友も欲しいくらいだねー(笑) (2012年12月13日 21時) (レス) id: 0e47d995c5 (このIDを非表示/違反報告)
雅(プロフ) - 来たよ〜ε=ヾ(*~▽~)ノ (2012年10月7日 22時) (携帯から) (レス) id: 278b15514b (このIDを非表示/違反報告)
kasisu - この小説。世界で1番大好きです。この話、続くといぃな@(・●・)@神小説、作ってくれてぁりがとぉござぃました( ´ ▽ ` )ﾉ他の作品も全部見ますね。これから、三次元の人を好きになれる気がします。この世の人間を見つめ直します。 (2012年7月20日 0時) (レス) id: e6946c8c32 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月火。 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/usotsuki/
作成日時：2012年4月24日 18時
