189…は ページ33
「はは、ごめん…」
路地裏にて、目をつぶっていた私の耳に届いた声。
私の一番合いたかった人の声。
なんで？
私、誠に連絡したのに…
何で、きてくれたの？
…葵。
私が目を開けると、そこにはボロボロになった葵がいた。
馬鹿じゃないの!?
この人数に勝てるわけないでしょ!?
しかも、相手は年上なのに。
「ごめん、僕は弱くて…好きな人も、助けられなくて…」
好きな人、という言葉に、こんな状況にもかかわらず、頬が赤くなった。
違う。
「弱くなんかない…。」
弱いのなら、こんな状況に飛び込んで来れないでしょ。
十分だよ、その行動と言葉で。
私は十分、嬉しい―
「あの、ぼくを無視して話を進めないで？」
「くにひろん、空気読もう？ね、頼むから。」
私が言うとくにひろん涙目。
遠くから見ると美少女に見えないこともないな、と思ってみたり。
「全く、それが不良を撒いたぼくに対する態度かな!!」
「あ」
「え」
そう言えば、不良いないなって思ったら、くにひろんが何とかしてくれていたらしい。
「ありがとう、2人とも」
私がそう言うと、葵はとても驚いた顔をした。
「僕は何も…」
「来てくれた」
「でも、」
「来てくれた。全然、弱くなんかないじゃん。」
葵はしばらく驚いた顔をしていたけれど、
急に、にやっとしてこう言った。
「そりゃ、『好きな人』の危機なら行くに決まってるよ」
…と、妙に『好きな人』という部分を強調してきた。
「あれ、夕日顔赤いよ？」
「気のせいですよ」
「動揺してる。」
「何でわかったの!?」
「動揺したら敬語になるからすぐわかるよ」
そんな会話をしていると…
「いやもう、ぼく空気。気にしないで」
くにひろんが拗ねていた。
ラッキーアイテム
革ベルト
一言。
「諦めるなんて、無理そうだ」
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そらる - こんなとこで、言うべきじゃないって分かってます。でも、この話を読んだらどんどうしても言いたくなりました。許してください♪←サイテーやんなぁw 「亘、好き。ごめん、大好き。」 (2016年12月23日 1時) (
レス) id: f1a0f3d95d (このIDを非表示/違反報告)
美桜(プロフ) - 最初から最後まで見ました!!すんごく面白いです！嘘月さんみたいになりたいです！ (2013年12月29日 2時) (レス) id: 3377c9a737 (このIDを非表示/違反報告)
リコル(プロフ) - このお話おもしろかった♪ コラボってもいいくらい！メル友も欲しいくらいだねー(笑) (2012年12月13日 21時) (レス) id: 0e47d995c5 (このIDを非表示/違反報告)
雅(プロフ) - 来たよ〜ε=ヾ(*~▽~)ノ (2012年10月7日 22時) (携帯から) (レス) id: 278b15514b (このIDを非表示/違反報告)
kasisu - この小説。世界で1番大好きです。この話、続くといぃな@(・●・)@神小説、作ってくれてぁりがとぉござぃました( ´ ▽ ` )ﾉ他の作品も全部見ますね。これから、三次元の人を好きになれる気がします。この世の人間を見つめ直します。 (2012年7月20日 0時) (レス) id: e6946c8c32 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月火。 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/usotsuki/
作成日時：2012年4月24日 18時
