【すとぷり】嘘の仮面を貼り付けて。

7話　お土産 ページ9

るぅとside


佳兎くんが作ってくれた朝ご飯は美味しくて、


しかも、洗濯物や掃除まで済ませてくれてるんですよ？


驚きました。だって、そんなに朝からできるなんて、


早く起きたという事ですから。…ゆっくり、寝れなかったでしょうか？



莉「あれ？るぅとくん？おーい！」

る「( ﾟдﾟ)ﾊｯ!

こ「珍しいｗるぅとくんがぼんやりしてるとかｗ」

る「すみません…佳兎くんのこと、思い出していまして。」

な「朝ごはんの話？」

る「はい。完璧なんです。あの子。しかも今日は明るかったんです。」

こ「昨日までお葬式とかだったのにぃ？」

る「はい。もう本当に担任の先生に聞いた通り。」

ジェ「いや、そんな完璧な人おる？」

る「いたんです。だから心配なんです。」

さ「それ、杞憂で終わるといいな。」

る「はい…そうだと、いいんですけど。」


――――――――――――


『ただいまです…？』

る「！おかえりなさい！大丈夫でしたか…？」

『？はい。あっもう皆さんいらっしゃっていますか？』

る「はい。リビングにいますよ。荷物を置いて手洗いなどしてから来て下さい。」

『分かりました。あ…これ、友達とカフェ寄ったりしたので、

　お土産に。皆さんの分、あると思います。』

る「えっありがとうございます。お金とか、

『大丈夫です！これから、お世話になりますし…

　半分は友達が出してくれたので！荷物、置いてきますね。』

る「はい。皆にも伝えておきます。」

『はーい。』



お土産…本当に良かったんでしょうか…


確かに、皆は喜んでくれますし、嬉しいですけど…



る「佳兎くん、帰ってきました。お土産、だそうです。」

こ「お土産！？メッチャ良い子じゃん。」

な「後でちゃんとお礼言わないとね。」

さ「そーだな。すぐこっち来んの？」

る「はい。荷物を置いたら。」

ジェ「開けていい？と言うか開けるで！」

莉「あっステラおばさんのクッキー！！」

な「莉犬くん好きなんだっけ？」

莉「うん！やったー！早く食べよ！」

こ「莉犬より先に食ーべよ！」



騒がしい…佳兎くん、わざと買って来たんでしょうか？


僕達のこと、お友達から聞いたと言っていましたし。



『失礼しまーす。』

る「佳兎くん！早いですね。」

『そうですか？えっと、初めましての人は初めまして、

　篠芽…じゃなくて、鈴峰 佳兎です！よろしくお願いします！』

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