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29話 ありがと ページ32

no side


夕雅「…佳兎。」

『!夕雅…ころんさんに、話したの?』

夕雅「…話した。全部。佳兎に、言わなきゃ、いけないことがある。」

こ「夕雅くん、どうする?僕達、一旦いなくなったほうがいい?」

夕雅「…そのままで、大丈夫です。ころちゃんさんがいなきゃ、

 言えなかったと思うから…皆さんにも、聞いていて欲しい、ので。

 あの視線のこと。」

『…うん。話すってことは、知り合い、なんだよね…?』

夕雅「…うん。…葛葉 美緒。アイツが佳兎のストーカーだった。」

『…美緒が…でも、何で…?』

夕雅「…アイツ、ずっとお前のこと見てたんだ。同じクラスに

 なってから、ずっと。一目惚れ、だと思うけど…

 アイツは、自分の気持ちに忠実なんだと思う。俺は、許す気ないけど。

 もう、学校側には伝えた。明日には、もういないと思う。」

『そっか…ありがとう、夕雅。僕のために、動いてくれたんだよ、ね…?

 …でも、何かあったんでしょ?だって…目、合わせようとしないもんね。』

夕雅「そ、れは…」

こ「大丈夫。信じるって決めたんでしょ?」

夕雅「…はい。…アイツに、俺の秘密、バレてて…

 …明日には、学校中に、広まってると、思う…ごめん、佳兎…

 俺…佳兎に、一緒に、知り合いいないとこ、受けて貰ったのに…

 その、秘密、知られたら、また…

『大丈夫。夕雅には、僕がついてるでしょ?

 僕は夕雅と離れる気はないもん。ずっと一緒にいたんだよ?

 夕雅は、僕を守ってくれるって言った。だから、僕も夕雅を守る。

 いつも、僕を助けてくれたでしょ?』

夕雅「助けてくれたって…それは、俺のセリフ、だろ?」

『僕は、お互いにって言いたい、かな。』

夕雅「っありがと…!」

『…僕も、ありがと。』

こ「友情だね〜言った通りだったでしょ?」

夕雅「っはい…ありがとう、ございます、ころちゃんさん。」

な「…もう佳兎くんが視線に悩まされることは無いってこと、だね。」

る「良かった…夕雅くん、ありがとうございます。

 夕雅くんがどのような秘密を抱えていたのかは、僕は知りません。

 ですが、それは、人生に関わるような秘密なんだと思います。

 佳兎くんのこと、助けてくれてありがとうございます。」

夕雅「え、いや…当然ですよ。俺も…佳兎以外の人に相談できて、

 なんか…安心できたので。こちらこそ、ありがとうございます。」

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hello - 体調に気を付けて頑張ってください! (8月6日 21時) (レス) @page39 id: 225059d348 (このIDを非表示/違反報告)
カカシ(プロフ) - 続き見たいです‼️長ーく待ってます! (2022年1月29日 23時) (レス) @page39 id: 21f3ca7819 (このIDを非表示/違反報告)
柚木唯月(プロフ) - おつかれ様です作者様!さん» コメありがとうございます。うちの高校、前期後期?みたいです。赤点回避できたかは全てのテストが帰ってきてからお伝えします (2021年6月15日 23時) (レス) id: 9b9bd0c342 (このIDを非表示/違反報告)
おつかれ様です作者様! - 私…期末テスト始まるんですけど。早すぎません? (2021年6月10日 21時) (レス) id: 3429c88509 (このIDを非表示/違反報告)
柚木唯月(プロフ) - なえさん» ありがとうございます!更新再開は中間考査が終わってからになってしまうかもしれませんが、徐々に更新しようと思っていますので、これからもよろしくお願いします_ _)ペコリ (2021年5月27日 23時) (レス) id: 9b9bd0c342 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:柚木唯月(元:美術部) | 作成日時:2020年11月29日 13時

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