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24話 友達の秘密 ページ26

夕雅side


夕雅「美緒が俺の秘密をバラしても、それと同時に美緒は

 佳兎を見ることなんてできなくなる。なら、佳兎を守れる方を選ぶ。」

美緒「ふーん。そーなんだ?そこまで言うならバラすから!

 自分でバラしてもいいって言ったんだから、逆恨みしないでよね!」

夕雅「だから、俺のセリフ。逆恨みすんのは、美緒の方だろ。」

美緒「そ。もういい。明日にはもう、夕雅の居場所なんて

 存在しないんだから。大事なこと偽ってるものね?」

夕雅「美緒の居場所もなくなるなら、後悔なんてない。」

美緒「もう知らない。折角取引してあげようと思ったのに。

 って、何で帰ろうとしてるわけ!?」

夕雅「さっさと告発するため。美緒がしてきたストーカー行為の

 証拠は沢山ある。全部提出する。警察に突き出すか佳兎の

 お兄さんと話し合う。理由言ったんだから、離せ。」



アイツの言う通り、きっと、居場所を失う。それなら、


さっさと行動を起こしたほうがいい。それに…


それに、もうここにいたくない。アイツの口から、聞かされたくない。


離せ…離してくれないと、俺が、我慢、できなくなるから…



美緒「っじゃあ、バラしちゃうから!社会不適合者だって。

 普通じゃないって。キモイんだよね、夕雅は。

 バラすから。夕雅は実は男じゃないってこと!女のくせに、男の格好で、

 男として暮らして、皆をずっと騙してたって!

 皆どう思うかな?気持ち悪いって言うよね。夕雅のこと、

 嫌いになっちゃうよね。バイバイ、夕雅。さよーなら。」

夕雅「っ…二度と会うことなんてない。」

美緒「そーだね。私も会いたくないなぁ。」



言われたく、無かった。分かってる。俺が、不適合者なのは。


佳兎みたいに、受け入れてくれる人は少ないことなんて。


だから、大丈夫、大丈夫…冷たい雨が降る心を無視しながら、そのまま、


じいちゃんの店に向かった。じいちゃんは、何も言わないでくれるから。


家には、帰れない。…俺は、もう…傷つきたくない…


――――――――――――ころんside


夕雅くんにLINEを送ってるのに、既読もつかない。それさ、


おかしくない?あの夕雅くんだよ?会って一日?知らないよそんなの。


朝のLINEからも分かるでしょ。夕雅くんが反応しないってことは、


何かあったんだよね?佳兎くんも、知らないっぽくて…


皆で、いつもの店に行ってみることになった。

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hello - 体調に気を付けて頑張ってください! (8月6日 21時) (レス) @page39 id: 225059d348 (このIDを非表示/違反報告)
カカシ(プロフ) - 続き見たいです‼️長ーく待ってます! (2022年1月29日 23時) (レス) @page39 id: 21f3ca7819 (このIDを非表示/違反報告)
柚木唯月(プロフ) - おつかれ様です作者様!さん» コメありがとうございます。うちの高校、前期後期?みたいです。赤点回避できたかは全てのテストが帰ってきてからお伝えします (2021年6月15日 23時) (レス) id: 9b9bd0c342 (このIDを非表示/違反報告)
おつかれ様です作者様! - 私…期末テスト始まるんですけど。早すぎません? (2021年6月10日 21時) (レス) id: 3429c88509 (このIDを非表示/違反報告)
柚木唯月(プロフ) - なえさん» ありがとうございます!更新再開は中間考査が終わってからになってしまうかもしれませんが、徐々に更新しようと思っていますので、これからもよろしくお願いします_ _)ペコリ (2021年5月27日 23時) (レス) id: 9b9bd0c342 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:柚木唯月(元:美術部) | 作成日時:2020年11月29日 13時

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