チャンス ページ7
結局、Aを助けるための方法は見つからなかった。自分の無力さになにもいえず、ただなにも思わずぼぅっと歩いていた。そしたらﾄﾞｵｵｵﾝとあの時と同じ音。俺の足は自然と音のするほうに向かっていた。
もしかしたらAがいるかもしれない。絶対取り返すんだと。Aがいるかなんて分からない。どんな敵かも分からないくせにそんなことを考えていた。
爆豪「はぁっ……」
見えた景色は前と同じ…、前よりもうひどかった。そして見覚えのあるヴィラン。
俺はそいつを見つけると真っ先に殴りひにいった。が軽々と避けられてしまう。
爆豪「Aはっ、どこに行った！！」
「A……？…ああ、あの人質のことですか。お知り合いでしたか…、アイツならまだ生きてますよ。私らのアジトに。」
爆豪「返せっ！！！」
「いいですよ…なーんて言うわけないでしょ？でも、そういうのつまらないしなぁ…、そうだ。」
ヴィランはどこからか紙を取りだし紙になにかを書く。
「これが私らのアジト…アイツのいるところです。助けたいなら、ぜひ来てください。お待ちしておりますから…楽しい襲撃、お待ちしておりますねぇ。」
そのヴィランは、気味悪く笑ってどこかに消え去った。ずいぶんとなめられたもんだな。…このチャンス、絶対に逃すわけにはいかねえ。早く、助けねぇと。
俺は再び、学校へ向かった。
ｰｰｰｰ
爆豪「オールマイトォ。」
オ「…なんだい、爆豪少年。」
爆豪「Aの助ける方法っつっても、居場所は分かるんスか？」
オ「分からないから、今も探しているんだよ。でも、安心しろよ！私が絶対に助けてやるからな！！」
爆豪「…へぇ。俺ならもう居場所わかってんだけどなぁ？」
オ「本当かい爆豪少年！？早く教えて…」
爆豪「俺も着いていくっていうのが条件で、見せてやるよ。」
オールマイトは、困ったような表情をした。
オ「…分かったよ爆豪少年。君には着いてきてもらう。が、絶対に無理だけはしないでくれ。」
爆豪「…おう。」
俺は、憧れのヒーローに嘘を付いた。無理をするなと言われた。けど、俺はAを命懸けで助けるつもりでいる。だって、それがヒーローだろ？好きな人も守れずに誰を守れるんだっつー。
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廿 のの @ﾍﾟｱ画(プロフ) - 優月さん» 面白いだなんて…、ありがとうございます!!応援ありがとうございます！頑張ります！ (2018年3月31日 8時) (
レス) id: f36bf98a59 (このIDを非表示/違反報告)
優月(プロフ) - コメント失礼します！とっても面白いです！これこらも応援してます！ (2018年3月30日 17時) (レス) id: 9ef2096f62 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：廿 のの x他3人 | 作成日時：2017年12月17日 18時
