22. ページ24
快斗side
キャロルの過去は思ったよりも壮絶なものだった。
10年間で人生ってこんなにも変わってしまうものなのか。
キャロルや姉は組織に利用されただけ。
悪いことなんかないひとつしてないのに何で今彼女がこんなにも辛い思いを1人で抱え込まなければならないのか。
「辛いのに話してくれてありがとな。」
貴「ううん。黒羽くんだから話せたんだよ。」
「10年間、本当になにもしてやれなくてごめん。
お前1人で全部背負いこんで危険な目にあって、それなのになに一つ気づけなくて、、」
悔しい。
その時誰よりもそばにいたのは俺だったはずなのに。
重荷の一つや二つも持ってあげられなかったなんて情けねぇよ
貴「そんなことない。黒羽くんはいっつも私の大好きなマジックで元気にしてくれたよ?それに、黒羽くんの笑顔って太陽みたいですっごくあったかいの。その笑顔が10年間ずっと勇気付けてくれたんだから。」
「、、ありがとう。」
10年間あってなくても彼女への想いはどんどん増していった。
その彼女が今目の前にいる。
気がついたら彼女を抱きしめていた。
144人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作成日時:2019年6月2日 22時