21. ページ23
「そこの写真たてに飾ってあるセーラ服の女の人は、12年前にいなくなった私の姉。本当にかっこよくて頼りになって自慢の大好きなお姉ちゃんだった。」
「だけど、お姉ちゃんは私が5歳の時に私の目の前で殺された。」
お姉ちゃんが亡くなってイギリスで奴らのことを調べてるうちにわかったことがあった。
お姉ちゃんは、何か特別な能力を持っていて組織に利用されていたらしい。
たが、その能力がどんなものかはわかっていない。
実験、利用そんな毎日の繰り返しで嫌気が差したお姉ちゃんは、どういう形でかわからないが組織を裏切り暗殺された。
その日は私は幼稚園で、帰りは3時くらいだった。
お姉ちゃんは高校生だから帰ってくるのは4時過ぎ。
でも大体は夜の12時過ぎに帰ってきていた。
つまり絶対に私が先に家にいるってこと。
なのにその日は家の鍵が開いてた。
なにも知らない私はお姉ちゃんが早く帰ってきたんだろうと思ってリビングに急いで行った。
けど、ドアを開けてみると黒の服を身にまとった外国人の女たちや、人相の悪い男の人たちがいた。
その手には拳銃が握られ、拳銃の先には血で染まった腹部を押さえながらうずくまっているお姉ちゃんがいた。
あまりの出来事に一瞬ひるんだが、急いでお姉ちゃんの元へと駆け寄った。
そこからは私が見た悪夢の通り。
136人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作成日時:2019年6月2日 22時