彼が私を愛した理由【怪盗キッド】 (ページ48)

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快斗side

催眠ガスで名探偵がAを屋上へと誘導してくるだろうと思い待ち伏せしていると予想通りやってきた

でもそこに現れた彼女に息を飲んだ

胸元が開いた大胆なドレスでその豊満な胸元で輝くラストプラネットに、いつもと違う大人の雰囲気を醸し出しているヘアメイク

俺が今キッドじゃなかったら完全理性を失ってどうなっていたことか、、

それくらいの魅力が彼女にはあった

彼女に近づき顎クイしながらキザなセリフを言うとありきたりだと言ってくる

そんな彼女の予想を越えようと彼女の柔らかそうな唇を奪う

すると彼女は耳まで真っ赤にして必死に言い返しているが、最後に小さく呟いた言葉には驚いた。

イギリスにいて彼女の容姿ならキスのひとつやふたつはしていると思っていた。

そういやいつだか彼氏いたことないとか言ってたような、、

もちろん俺は初めてそんなことしたしうまくできたかとかもわからなかった

正直自分がこんな行動に出るとも思ってなかった

きっと彼女を手に入れたい一心だったんだと思う

そのあとはなるべく早めにその場から姿を消したが、しばらくはAの唇の柔らかい感触が残っていた

「Aとキスしたとか、明日どんな気持ちで会えばいいんだよ、、」

付き合ってもいない、しかも怪盗キッドとしてのキスはとても複雑だった。