検索窓
今日:5 hit、昨日:13 hit、合計:1,455 hit

11話 ページ11

己己己己さんが私の隣に座り、己己己己さんのアンドロイドが運転席に座って車を動かし始めた。




外に出るのは初めてだ。




でも写真などで見ているので、そんなに意外さはない。




「どう?念願の外は?」




窓から外を見ていると、己己己己さんが隣から声をかけてきた。




念願?いつ私が外へ出たいと言ったのだろうか。




なんて答えを返せば良いのか分からず、少し微笑むぐらいしかできなかった。




それから20分後くらいか、車が停まった。




「僕、トイレに行ってくるね。」




「私も、着いていきます。」




アンドロイドはトイレに行く必要はないのだが、反射的にそう言った。




己己己己さんが男性用のトイレに入るのと同時に私も女性用のトイレに入った。




すると手洗いをしながら話している3人組の女性に出会った。




「そこで美兎ちゃんが柵超えられなくてwww」




「いや、ほんとに超えられなかったんですよ!?」




「ほんとかー?」




黒髪で、敬語を話す人間と銀髪で背が高くスラッとしている関西弁の人間、青髪で大人っぽい人間に出会った。




なにやら楽しそうに会話をしていた。




「ほら、通行人の邪魔になってますよ!」




「話そらすなや。」




「まぁその通りだし…。」




入り口で立ち尽くしている私を見ると、申し訳無さそうに道をあけてくれた。




「あ、ごめんなさい。ありがとうございます。」




謝罪と感謝は忘れてはいけないと、師匠が言っていた。




「ええんやで。悪いの私達やし。」




な?というように二人を見る関西弁の人間。
すると二人はその通りだと言うようにうんうんと頷いた。




すぐに私は用を済ませ、そそくさとトイレから出ていった。

12話→←10話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (1 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
4人がお気に入り
設定タグ:にじさんじ , 月ノ美兎 , 二次創作 , オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:十六夜家。 | 作成日時:2024年3月17日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。