皆さん、湯浴みの時間ですよ【鬼滅の刃 】

14種類の結果パターン

湯加減の好みは人それぞれ違うものです - 2024年5月12日

今回は義勇さん
恋仲です






『義勇さんって良い香りですね』


｢そうか｣


『 炭治郎くんも言ってましたよ。柚子かな？』


｢柚子？それなら柚子湯だろうか｣


『 柚子湯…洒落たものに浸かってますね』

｢体に良いと聞く｣


『なるほど。あの義勇さん 』


｢なんだ｣


『私も義勇さんの使う柚子湯入ってみたいです 』




｢…｣


『え、駄目なんですか 』

義勇さんは黙ってしまった。いつものことだが


｢(そんなに一緒に入りたいのかならば)仕方ない｣

『 良いって事ですか！やった！』


義勇さんは大分言葉足らずな人だ。多分今のは良いという事


多分




『 早速準備しますね』

｢早いな｣



(そんなに俺と入りたいのか)


｢ﾑﾌﾌ｣









『ふぅ…気持ちいい 』


なるほどこれが柚子湯
気持ちいいし良い香りだ

これで義勇さんと同じ匂いになれるのかな。なんて


『 柚子湯だなんて。女性みたいな所あるな』






｢悪い、準備が遅れた｣



『平気ですよ









ん！？ 』


｢どうした。湯が熱かったか｣


『 ぎ、ぎぎぎぎゆ、義勇さん!??!!』

｢俺の名はそんなに ぎ は多くない｣



何言ってんだこの天然

いやそうじゃなくて


『 な、何故義勇さんがここに』


｢お前が(一緒に入りたいと)言ったからだ｣

『 言ってませんけど』


｢!!!!!!!｣


凄い驚いた顔してる。そんな顔できたの？


｢YOUは…一緒に入りたいから興味があったのではないのか｣

『 違いますよ！いくら恋仲と言えど恥ずかしいじゃないですか!!!』


｢そうか…すまない｣



そんなあからさまに落ち込んだ顔を…


『 義勇さんは私と一緒に入りたいんですか…』


｢当然だ(即答)｣


『…わかりましたよ』


｢!｣

めっちゃ嬉しそうだな


『 でも恥ずかしいのでこっちは見ないでくださいね！』

｢無理だ｣

『 え』

｢好い人と共に湯浴みして興奮しない男がどこにいる｣


『 い、いや義勇さん』


｢目に焼き付ける｣


『 !?』


この人は突拍子もないことを言う
特に今回。恥ずかしいから本当に


｢…｣


無言で見てくるし


『 そんなに見ないでください』


｢綺麗だな｣


『 聞いてます!?』


｢そうだこんな言葉を知っているか｣


『 言葉？』








｢据え膳食わぬは男の恥｣


『は…? 』









柚子の香りがたっぷりと体に染み込んだ気がする




後日炭治郎くんに

炭｢義勇さんと同じ匂いですね｣

なんて言われてしまったのだから

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