今日の空は、歌模様。【テニプリ】

18種類の結果パターン

...♪*ﾟ♪♪♪*ﾟ - 2024年5月9日

仁王雅治&柳生比呂士×時計じかけのアンブレラ※いろいろすみません。
ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ

不思議なことばかり、何を信じればいの……？



頬へと伸ばされた腕を止める。驚く彼を、私はじっと見据えた。



「……あなたはどっち？」

「何を言い出すんじゃ、突然。」

「知っているのよ、雅。私。」



淡い光が照らす、ホテルの一室。白いシーツのベッドに寝転んだ私の前で、銀髪が揺れる。



「入れ替わっているんでしょ？比呂と。」



私が出した昔馴染の名前に、彼の目が少しだけたじろいだ。それを、私は見逃さない。



彼とは、比呂繋がりで知り合った。

飄々として、悪戯好きで、ミステリアスで。そんなこと頃に惹かれて、この人の彼女になったわけだけど。



私も、遊びなのね。そんな噂を耳にすれば、そう思うのは当然だった。



「……く、あははっ。」

「……なに笑ってんのよ。」

「ん、いやいや。どこで聞いたんかは知らんが、それで疑うお前さんもお前さんじゃと思うてのう？」

「なっ……」



私は真面目なのよ。

そういう前に、雅の方が口を開く。



「大体、入れ替わりを言い出したのはあいつの方じゃき。変な遊びなんて、俺はしとらんぜよ。」

「……比呂が？嘘よ。比呂は……」

「らしいぜよ？やぎゅー。」

「……は？」



恐る恐る、顔を上げて目を移す。

そこに立つのは、ワイシャツ姿の、私の優しい昔馴染。



「比呂……」

「こんばんは、YOU。」

「なんで比呂が……」

「知りたいんじゃろ。真実が。」



制止の解けた手が、私の目を覆う。しゅるりと何かが解けた音が聞こえた。



「しっかしお前さんも大それたことするのお柳生。」

「私のわがままをわざわざ聞く、貴方も貴方だと思うのですが？」

「くっくっ……まあ、いいなり。」



暗闇の中で柔らかな感触が唇に触れる。雅なのか比呂なのか、考えるよりも先にびくりと体が震えた。



「んんっ、んっ……！」

「好きですよ。YOU。」

「迷うなら、俺らのそばにおりんしゃい。」



快感というか、なんと言えばいいのか。そんな感覚が私を襲う。

ああ、もう、わからない。



我慢の知らない大人でいい。いっそこのまま、私をどうにかしてしまって。



(傷つくだけの真実ならば、どうか胸の奥にしまったままで。)

この作品には18種類の結果があります

お気に入り登録で明日違う結果をチェックできます

占いを作る｜感想を書く
他の作品を探す

ブログに結果貼り付け：