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暗い夜の闇の中


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月明かりに照らされたあなたの顔には


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不適な笑みと、口元には…赤いモノが付着していた


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◆+◆+◆+◆+◆+◆+◆+◆+◆+◆+◆+◆+◆+◆+◆+◆


こちらは日替わり占いです。

ストーリー仕立てになってます。


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嵐さんは吸血鬼で、あなたは高校生という設定です。


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※あまり明るい内容ではありませんので

苦手な方はご遠慮くださいm(_ _)m


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6種類の結果パターン

あなたの本日の占い結果です - 2024年5月5日

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静かな校内には、足音がよく反響した


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「もう…最悪っ………」


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学校に宿題のノートを忘れた事に気づいて

取りに戻ったんだけど、すっかり日は沈んで、暗い校内はどこか不気味だった


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教室に行き、机からノートを取り

早く帰ろうと教室から出ようとした、その時だった―――…


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コツコツ…


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遠くの方から足音が聞こえてきて、どんどんこちらに近づいてきた

怖くなって、その場から動けなかった。先生かな…?


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どんどんどんどん足音は近づいてきて


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「あら…誰もいないかと思ったら、いたんですね…」


「えっ………」


「しかも女の子か………良い香り、そそるなぁ………」


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教室に入ってきたのは、男の子だった

声は…高い。顔は暗くてよく見えなかった


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「あ、あの…あなたは………」


「学校なら、いい獲物が見つかると思ったけど…まさかこんなにいい獲物を発見するとは」


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わけのわからない言葉を言いながら

彼はどんどん近づいてきて、私は反射的に後ずさりした


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でもすぐに背後の壁にぶつかって、逃げ場をなくしてしまった


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彼は壁に手をついて

私に顔を近付けてきて、ジッと見つめてきた


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「へーえ…可愛らしい顔してるね…」


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月明かりに照らされて見えた彼の顔は、まるで子犬のような

とても可愛らしい顔立ちだった


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「じゃあ…早速、いただいちゃいますか。すっごくお腹空いてるので」


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次の瞬間、彼は私の首に噛み付いた

手に持っていたノートを落としてしまった


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「アッ、ンッ………ッ………」


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吸われてる

私の血が今、すごい勢いで吸われている事はわかった


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ようやく解放された時には

すっかり体の力が抜け、私はすっぽり彼の胸に納まった


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「んふふっ。グッタリしちゃって…かーわいい。キミの血、最高だよ?」


「っ…あ…あなた…」


「…うん。僕は人間じゃない。人の血を吸う、吸血鬼だよ」


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可愛らしい彼の笑顔

だけど口元には赤い血液が付着していた


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「これからもずっとキミだけの血を吸いたいな。いいよね?まぁ…嫌って言っても無駄だけど」


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ゾクッとしつつも

ついドキッとしてしまった。私は彼に血を奪われただけじゃなくて心まで奪われたようだ


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【和也くんでした】


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作者名:みったん | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mittan/  
作成日時:2013年7月22日 0時

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