天ノ弱

『僕がずっと前から思っていることを話そっか



　友達に戻れたらこれ以上はもう望まないけど



　君がそれでいいなら僕だってそれで構わない



　これは嘘つきの僕が書いた反対言葉の愛の歌だから



　今日はこっちは土砂降りの晴天だったよ



　ずっと暇で暇で１日満喫してきた



　別に君のことなんか考えてないけど



　…実はちょっと考えてたりするかもよ？、なんてね



　今メリーゴーランドに乗ってるみたいに



　僕の頭の中はグルグルしてる』



僕「この両手からこぼれそうなほど

　君に貰った愛、どこに捨てよっかな…」



　こんな限りある消耗品なんていらないし


　さて、続きでも書こっかな






『君の姿見えないのに、言葉だけ見えるんだ



　僕は全部知っておかないといけない



　知らないことがあると気が狂う



　首から下げた感情、綺麗なのか汚いのか、



　僕に捨てる宛なんてないから



　お返事送ってよ、大丈夫、僕は言葉の裏の裏まで分かるから



　待ってるよ？待ってるくらいいいじゃん』






　…あの手紙を送って二年、君は新しい道にでも進んだんだろうね

　まぁ、僕は止まってるんだけど、

　どれくらい離れたんだろ、

　この縮まらない隙を何で埋めよっかな

　あれから送った手紙、素直に書いたことなんて一回もなかったな

　こんな僕は





僕「天性の弱虫さ」




　この両手からこぼれそうなほど

　君に渡すはずだった愛、誰にあげよっかな

　僕がつながっているのは君だけ、宛なんてない


　ねぇ、もうちょっと待っててもいい？



　もういいかい？










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