会えない数だけ (ページ44)

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Myuto.

「「「「「かんぱーい！！」」」」」

毎月1回は行われるご飯会

メンバーは俺、京本、樹、大我、萩ちゃん、やっすー

正直俺もなんでこの面子なのかはよく分かんないけど

自然と5人とご飯食べてたらいつの間にか月一になってた

樹「はぁ～もう4月か～」

萩「なんか老けたな」

謙「こっち見て言うの辞めてもらえますかぁ？？」

毎回乾杯の後に始まる会話はこれで

大「北斗ペース早すぎ」

北「今日くらい許せ」

樹「はぁ、、、きょもほく、、、！」

3年も付き合っていた彼女と気持ちのすれ違いで

ついこないだ別れた北斗

それを紛らわすかのように次々と体内にお酒を流し込む

それを見兼ねた大我が注意するも聞かない北斗

そんな光景を見てきょもほく大好き田中樹は

目をキラキラさせてその光景を目に焼き付けていた

北「んで、どうなの、美勇人」

『ええっ？俺？！』

すでにベロベロの北斗が突然真剣な眼差しで

俺に問いかけて来た

萩「あ、俺も聞きたい」

謙「あれ、萩ちゃん聞いてなかったっけ？」

『俺まだやっすーと凪ちゃんにしか言ってない』

大「俺だって聞いてない。
3ヶ月4ヶ月経っても言わなかったってことは
まあなかなか濃いお話なんでしょうね、さぞかし」

今日までもご飯会はあったけど、バタバタしてて

結局仕事の話しか出来てなくて

ようやく落ち着いた今、話せる時が来た

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