素直な彼氏とツンデレ彼女 (ページ23)

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分からないけど言いたくなった

というより、今じゃなきゃ
もう言えない気がしたから

『マジで言ってる？』

「聞かないで。嫌なら嫌って言って」

『ちょ、泣くなって』

親指で涙を掬った彼

なんで泣いてるんだろう

何が理由で泣いているんだろう

でもそれって私が彼のこと
心底愛しているからであって

それで拒絶されるのが怖いんだって

なんだ、私ちゃんと自分の気持ち言えるじゃん
泣くくらい大好きなんじゃん

『俺、着たもの脱ぎっぱなしするよ？』

「知ってる」

『鞄の中に1ヶ月前のパンとか入れっぱなしにしちゃうよ？』

「それは翔太くんにチクる」

『俺、子供は2人欲しいな』

「えっ、、？」

" それで " と、自分の将来について彼は語り出す

『男の子と女の子1人ずつ欲しい。
男の子は女の子に優しくあれ、って躾ける。
女の子には少しくらい我儘が可愛いよって教える』

「ちょ、蓮、、」

『大きな家に住んで、ペットは2匹かな。
それで日曜日とか散歩がてら皆んなで
大きな公園に行ってお昼食べたいな』

" 勿論、Aの作ったサンドウィッチね？ "

と言った彼は楽しそうに笑っている

「蓮、」

『A、結婚しよっか』

普通、こんな格好で言う台詞じゃないって

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