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私だけ外に出て、2人は中へと探索しに行った。
1人、屋根の上に登る方法を考える。
「(足場があれば、いいんだけど…)」
あちこち回って階段を探す。ついでに呪霊と視界を共有するのも忘れない。
正直、情報量過多で気が狂いそうだった。数十匹の目線が大量に流れてくる。
フラフラとしながら、1周ぐるりと徘徊する。中腹の方まで来てようやく、粗末なはしごが見つけた。
「ちょっと怖いけど、これでいいや」
落ちそうだな、と考えるもハシゴを手に取る。大きく重かったから、よいしょと動かす。
1歩1歩、丁寧に足を乗せ、1分もかけて屋根の上に登った。
すると、青空の下、屋根の上に落ちているものを発見。小さすぎて見えず、近寄る。
私は、その選択を酷く後悔した。
「……ひっ！？」
人の、目玉。腐りかけた紛れもない人間の一部が、そこに転がっていた。
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その場に思わず座り込んだ。あまりにグロテスクなその物体に、硬直する。
「(…う、動いて。足。もう、なんで呪霊も一向に見当たらないの…)」
諦めそうになっていれば、ふと、禍々しい気配にバッと後ろを振り返る。
そこに居たのは、歪な体格の、呪霊。抱えているのは、女の子。
「っ伏黒さん！野薔薇ちゃん！呪霊と女の子を確認しました！屋根の上に！」
呪霊を見て、一気に意識を取り戻した。2人に伝わるよう大声で伝達する。すると、下で動き始める音がした。
それを聞いて、安心し、呪霊と向き合う。気味の悪い笑い方をする呪霊に、こちらもポケットから自分のものを引きずり出した。
それをどんどん強化していく。
「…待っててね。今、助けるからね」
女の子は目を瞑ったまま動かない。恐らく気絶しているのだろう。
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作者 - 紅葉さん» 弐の方にもコメントしてくださっていたんですね！気づくのが遅れてしまってすみません！読んでくださってありがとうございます！ (2021年2月24日 22時) (
レス) id: abf4ad4153 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - 五条先生の創作アルバム怖いですね……最後のセリフで「ヒェッ」ってなりました……。面白いです！ 真希さんのツンツン具合がまた好き……続き読んできます (2021年2月22日 8時) (レス) id: 7ac5223945 (このIDを非表示/違反報告)
作者 - ゆうなさん» わっ、本当に申し訳ございません…。修正させていただきました！今後も当作品をよろしくお願いします！ (2021年2月6日 23時) (レス) id: abf4ad4153 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうな - いつも楽しく読ませて頂いています！あの、22話くらいから、名前変換ができなくなっている気がします。華瑠→華琉になっているからだと思われます！此方の不具合でしたらすみません…これからも応援してます！！ (2021年2月6日 11時) (レス) id: 3ecb08afbf (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2021年1月26日 23時
