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07話 : 建物内へ ページ7

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虎杖は少しの間、悩み、そして覚悟を決めたのか、口を開く。





「わかった、約束する

でも、俺たちが足手纏いじゃないって証明するための約束だ」


「わかりました、期待していますね

2人も約束して頂けますか?」






というAの言葉に頷く。






「では、行きましょうか」






と、4人は扉の前まで移動する。






「恵」


「わかってる、【玉犬】



呪いが近づいたら、コイツが教えてくれる」






と影の中から一匹の白い犬が。


虎杖はその白い犬に近づき、






「そっか、そっか

ヨスヨス、頼りにしてっからな」






と撫で始める。


虎杖が満足し、立ち上がったのを確認し、






「行きましょう」






と扉を開けて、建物内へ入る。



が、全員が建物内に侵入した直後、

建物内の風景が、まるで廃屋のような雰囲気に変わる。






「ゲッ、なにこれ」


「ど、どうなってんだ??

2階建ての寮の中だよな、ココ」


「おおお、落ち着け!

メゾネットよ!!」


「ふふっ、面白い発想ですが、違いますよ

これは、呪力による生得領域ですよ」






と、慌てる3人とは対照的に余裕なA。




「扉は?!」

「え…、ドアがなくなってる!」

「なんで、私たち今、ここから入ってきたわよね?!」






扉が消えたという現状に、再度慌てる2人。

伏黒は瞬時に状況は把握し、玉犬に確認をとる。







「大丈夫だ

コイツが出入口の匂いを覚えてる」






という言葉に、2人は先ほどの緊張感など忘れたようにはしゃぎ始める。

その様子に少し飽きれつつ、緊張感を持てと注意する。






「やっぱ頼りになるな、伏黒は

お前のおかげで人が助かるし、俺も助けられる」






という虎杖の言葉に、

伏黒は何か言いかけたが、その言葉を飲み込み、口を開く。






「隊列を整えろ、進むぞ」






という言葉に、虎杖達は立ち上がる。






「恵は、1年生のいいリーダーになりそうですね」







とAは伏黒に微笑みかける。



が、その言葉に伏黒返事をする前に、






「恵、2人をつれて、今すぐ扉へ向かってください」






とAが告げる。



Aの言葉に、虎杖は状況を確認しようと前みる。



が、前は見えなかった。

正確には、前から感じられる圧倒的なプレッシャーに

足が自然と後ろに下がる






「こんにちは」






と前から声がする。

呪霊ではない、人間の声だ。










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ミルクティー - 「ゆっこ」さんと同じです。めちゃくちゃ面白いです。結末が気になるな〜 (4月2日 20時) (レス) @page16 id: 12753137d6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっこ(プロフ) - とても好きです。更新楽しみにいています! (3月29日 20時) (レス) @page12 id: 2eecfc8ab4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ルーシェ | 作成日時:2024年3月11日 21時

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